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ISBN 10 : 4622017423
Content Description
本書は近代ヨーロッパのマキアヴェリズムの歴史であり、同時にその精神的克服の試みの歴史でもある。深刻かつ真剣な長い政治と倫理の対決の歴史を、その代表的人間によって、いわば“高山の尾根縦走”の形で述べた言語芸術的傑作である。
目次 : 序論 国家理性の本質/ 第1編 絶対主義生成の時期(マキアヴェルリ/ フランスにおける最初のマキアヴェルリ反対者―ジャンティエとボーダン/ ボテロとボッカリーニ/ カムパネルラ/ イタリアおよびドイツにおける国家理性説の流布/ リシュリューのフランスにおける国家利害説/ ガブリエル・ノーデ)/ 第2編 絶対主義成熟の時期(グロティウス、ホッブスおよびスピノーザ瞥見/ プーフェンドルフ/ クールティル・ド・サンドラ/ ルッセ/ フリードリッヒ大王)/ 第3編 近代ドイツにおけるマキアヴェリズム、理想主義および歴史主義(ヘーゲル/ フィヒテ/ ランケ/ トライチュケ/ 回顧と現代)
【著者紹介】
マイネッケ : 1862‐1954。ドイツのザルツヴェーデルに生れる。歴史学者。ベルリン大学卒業後、『ボイエン元帥伝』(1、1896、2、1899)により教授資格を獲得し、1901年シュトラースブルク大学近代史教授となる。1906年フライブルク大学に移り、1914年にはベルリン大学教授になって1928年まで在職。その自由主義的思想のゆえにナチス時代は圧迫を蒙ったが、第二次大戦後1948年ベルリン自由大学の初代総長となる。1954年歿
菊盛英夫 : 1909年生れ。1933年東京大学文学部ドイツ文学科卒業。中央大学教授、東京大学、桐朋学園大学演劇科・音楽科、慶應義塾大学大学院各講師を経て、著述業。文学博士。2001年歿
生松敬三 : 1928年東京に生れる。1950年東京大学文学部哲学科卒業。元中央大学教授。1984年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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