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ISBN 10 : 4336049831
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怪物、人形、奇人、温泉、錬金術、幻想文学…。驚異的な博識のもとに、万華鏡の如き多彩な作品を遺して逝った種村季弘の遺稿翻訳集成であり、異色のアウトサイダー作家として注目を集めるグラウザーの傑作小説集成。
【著者紹介】
フリードリヒ・グラウザー : 1896年ウィーンで生まれたスイスの作家。四歳で生母と死別し、ウィーンにてギムナジウムの第三級まで履修する。その後、スイスの田園教育舎、ジュネーヴのコレージュに学ぶが放校処分となる。チューリヒのダダイズム運動に最年少のメンバーとして加わり、フーゴー・バルやトリスタン・ツァラとともに活動する。モルヒネ依存症となったため、父親により精神病院に強制隔離される。以降、外人部隊、皿洗い、炭坑夫、庭師などの職を転々とし、その放浪生活のあいだに書き上げた『シュルンプ・エルヴィンの殺人事件』(1935)でミステリー作家としてデビューする。『クロック商会』(1937)、『シナ人』(1938)等、一連のシュトゥーダー刑事シリーズを次々に発表し、“スイスのシムノン”と絶賛される。その他、『外人部隊』(1940)をはじめとした小説や、放浪記をふくむ自伝的エッセイも発表し、放浪作家としても称えられる。1938年42歳で死去。死後刊行された一連の作品によって、20世紀の先駆的アウトサイダー作家としての評価が高まっている
種村季弘 : 1933年、東京生まれ。57年、東京大学文学部独文科卒業。パニッツァ、クライスト、ホフマン、ルネ・ホッケなどの名訳者として知られるかたわら、パラケルスス、カリオストロ、ザッヘル=マゾッホなどの評伝や、人形、奇人、温泉、錬金術、幻想文学等をめぐる多彩なエッセイを発表する。『ビンゲンのヒルデガルトの世界』で芸術選奨文部大臣賞・斎藤緑雨賞、『種村季弘のネオ・ラビリントス』で泉鏡花文学賞を受賞。2004年71歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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