フランチェスコ・グァラ

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制度とは何か --社会科学のための制度論

フランチェスコ・グァラ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425659
ISBN 10 : 4766425650
Format
Books
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界を理解するためには、“制度”を理解する必要がある。経済学、政治学、社会学、人類学、哲学を横断する。

目次 : 第1部 統一(ルール/ ゲーム/ 貨幣 ほか)/ 幕間(読心/ 集合性)/ 第2部 応用(再帰性/ 相互作用/ 依存性 ほか)

【著者紹介】
フランチェスコ・グァラ : 1970年生まれ。LSEで科学哲学のPh.D.を取得。エクセター大学で准教授等を歴任のあと、現在、ミラノ大学の政治経済学教授

瀧澤弘和 : 中央大学経済学部教授。東京大学経済学研究科博士課程満期退学

水野孝之 : 中央大学大学院総合政策研究科博士前期課程。中央大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • odmy

    制度とは何かは社会科学者と哲学者のあいだで意見が噛み合ってなかったのだけど、両者を統合して「均衡したルール」として制度を位置付けた本。この結論自体は最初の100ページくらいで出てくる。しかしその後、哲学者の考える制度論が間違っているということを論証するのにページが割かれ、議論はどんどん難解になっていく。個人的には、制度が均衡したルールだとすると、倫理ってどういう位置付けになるのだろうと思った。倫理もただの均衡であって、均衡が変われば倫理も変わるということかな。ずいぶん冷淡な世界観のようにも思うけど。

  • すずき

    訳が読みやすい。目次に要約があって構成が分かりやすく、訳者解説が丁寧なのもよい。制度は、「コーディネーション問題の相関均衡であるルール」であるという機能によって定義される種(しかも、これは人間の認知の仕方に依存しないような頑健な仕方で実在する種)というのがコアの主張で、ルール説と均衡説のいいとこ取りをしている。前半は特にわかりやすく説得的に感じた。後半の実在周辺の話はちょっと追うのが大変だったが、最後の結婚制度に関して規範アプローチではなく純粋記述的に制度の変革を説明できるという議論は面白かった。

  • takao

    ふむ

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