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ニュルンベルク裁判の通訳

フランチェスカ・ガイバ

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622077763
ISBN 10 : 4622077760
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

同時通訳が初めて本格的に行われた事例の歴史的意義を精確に論じる。通訳の仕組み、方法の議論、通訳者の履歴や人物など、通訳に主眼が置かれた唯一の研究。

目次 : 第1章 開廷前/ 第2章 通訳システムの説明/ 第3章 通訳の信頼性と裁判への影響/ 第4章 法廷外での生活/ 第5章 通訳者のプロフィール/ エピローグ ニュルンベルク裁判後の通訳/ 付録 裁判関係者/訴因、判決、量刑

【著者紹介】
フランチェスカ・ガイバ : イタリア・ボローニャ大学で英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語の会議通訳を専攻し、1996年に卒業。ニュルンベルク裁判の通訳に関する研究で1997年、A・スキアーヴィ財団賞を受賞。その後、米国・シラキュース大学で国際関係論の修士号、文化人類学の博士号を取得。現在は米国・イリノイ大学シカゴ校の人種・公共政策研究所の研究副所長として主にジェンダー・セクシュアリティ研究などに取り組む

武田珂代子 : 熊本市生まれ。専門は通訳学、翻訳学。米国・モントレー国際大学(MIIS)翻訳通訳大学院日本語科主任を経て、2011年より立教大学異文化コミュニケーション学部・研究科教授。MIISで翻訳・通訳修士号、ロビラ・イ・ビルジリ大学(スペイン)で翻訳通訳・異文化間研究博士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Megumi

    ニュルンベルク裁判の通訳がどうやって行われたのか。人材の確保から同時通訳システムの確立、模擬裁判などの通訳人養成、裁判での実際の運営など、とても面白かった。通訳人と被告人との間で信頼関係が生まれたというエピソードも興味深い。

  • Rico

    娘から紹介された本。同時通訳という仕組みが1945年のニュルンベルク裁判で初めて大規模に試され、それが裁判のスピードアップに大きく貢献した、また同時通訳という専門職、さらにはそこへの女性の進出に大きく影響した、というのが驚きの史実でもあり、同時通訳の授業を受けていた外大生としては感慨深かった。法廷通訳、会議通訳まだまだ重要さは残る一方で、人間が通訳、翻訳をするという機能に関してはここ数年かで大きく様子が変わるであろうことは予想できる。元々は著者の卒業論文が下地になっているそうだ。見つけてきてくれた娘に感謝

  • takao

    4言語間で同時通訳された初めての通訳現場。ただし、双方向ではなく一方通行での通訳。

  • seychi

    今ではごく普通とはなりつつある「同時通訳」という物を世界で初めて本格的に取り入れた歴史的な事例がこの裁判だったとは知らなかった。ごく普通にニュルンベルグ裁判の事を調べようと思って手にした本だが、違った側面から研究してるこの本は知らなかった事が多く書かれておりとても勉強になった。「同時通訳」という事自体大変なのにしかも英、仏、独、露と4ヶ国語に、しかも法律用語を交えたとても難しい通訳の仕組みがどういうものかとてもわかりやすく書かれていた。短所を巧みに利用した被告人の戦術なんかは他の本には書かれてない側面です

  • 滝野暦

    通訳視点でみるニュルンベルク裁判。一つ一つのエピソードが興味深かった。

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