フランシス・フクヤマ

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新版 歴史の終わり 上 歴史の「終点」に立つ最後の人間 単行本

フランシス・フクヤマ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784837958000
ISBN 10 : 4837958001
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

なぜ今、一つの歴史が終わるのか!幻想のうちに崩壊した「自由の王国」。社会進歩のメカニズムと新しい歴史を創造させるエネルギーとは。現代史を総括する歴史的教訓!

目次 : 第1部 なぜいま一つの歴史が終わりを告げるのか―世界史における歴史的「大転換」とその内部構造(二十世紀がもたらした最大の「歴史的教訓」/ 「強国」の致命的弱点/ あまりにも貧しすぎた「超大国」/ 「千年王国」の旗手)/ 第2部 幻想のうちに崩壊した「自由の王国」―ヘーゲルの予言はなぜマルクスよりも正確だったのか(人間にとって「普遍的な歴史」とは何か/ 歴史に見る人間の「欲望」のメカニズム/ 歴史は決して「逆流」しない/ 社会進歩のメカニズムと資本主義体制/ 自由市場経済の圧倒的勝利/ 民主主義の弱点・権威主義の美点/ 近代をのし歩いた「悪魔」/ 「自由の王国」のなかで)/ 第3部 歴史を前進させるエネルギー―「承認」を求める闘争と「優越願望」(はじめに「死を賭けた戦い」ありき/ 近代史に登場した「最初の人間」/ 共産主義がつきつけたファウスト的「交換条件」)

【著者紹介】
フランシス・フクヤマ : 1952年シカゴ生まれ。日系三世。ハーバード大学で政治学博士。アメリカ国務省政策企画部次長、ワシントンD.C.のランド研究所顧問、ジョンズ・ホプキンズ大学教授などを経て、スタンフォード大学フリーマン・スポグリ国際研究所オリヴィエ・ノメリニ上級研究員、同大学民主主義・開発・法の支配センター・モスバッカー・センター長。1989年ベルリンの壁崩壊前に発表した、冷戦の終結を予見し、冷戦後の世界の姿を示した論文『歴史の終わり』は、全世界に大きな衝撃を与えた。祖父は大阪商大(大阪市立大学の前身)の初代学長を務めた河田嗣郎氏

渡部昇一 : 1930年生まれ。上智大学名誉教授。英語学者。深い学識と鋭い評論でも知られる

佐々木毅 : 1942年秋田県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、東京大学総長等を経て、日本学士院会員・東京大学名誉教授・学士会理事長。博士(法学)。専攻は政治学・西洋政治思想史。文化勲章受章。著書に『いま政治になにが可能か』(中公新書、吉野作造賞)、『プラトンの呪縛』(講談社、和辻哲郎文化賞、読売論壇賞)、『政治に何ができるか』(講談社、東畑記念賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    刊行された1992年のうちに読んだ。当時の(紙の)日記が見つからない。

  • Hiro

    自然科学の一方向への進展(科学と技術の絶え間ない進化)がベースに、それによって社会の仕組みや人々の暮らしが強力に規定され、世の中はリベラルな民主主義に収斂されて完結されたのだ、という主張と理解。米国・西欧社会以外の者にはドキっとする内容▼人々の暮らしを豊かにするには資本主義以外の途はあり得ず、しかし資本主義の進展には必ずしも民主主義を必要としない事。それでも資本主義で豊かになった人々は民主主義を求めるものなのだ、という流れはなかなか説得力があった。▼ホッブズ、ヘーゲルのくだりはしんどかったかな、、

  • ぱくもと

    歴史は一定の方向に向けて規則的な変動を繰り返しており、逆戻りすることはないと著者は述べる。かの有名なアリストテレスの政治学には、各々の政治体制には国民と統治者の気質が反映されており、封建制から民主主義への移行が有り得るように、その逆もまた然りだという。本書は民主主義というのは歴史の終わり(終着点)であり、我々は民主主義を捨てることはできないし、これよりも優れた政治制度を夢想することすら不可能。ヘーゲルの「承認のための闘争」を例に出し、人間は自然人の頃から隣の芝生を望む存在で共産主義者にはなれないとのこと。

  • Yuki

    ひとまず上巻の内容としては、ホルクハイマー/アドルノの思想に触れた直後なので、カッスカスな印象でした。

  • エジー@中小企業診断士

    名著と言われている本。1989年にベルリンの壁崩壊など冷戦の終結を予言した書とされている。なぜ自由主義、民主主義、資本主義が勝つのか。歴史の必然なのか、次のステージまでの過渡期的な体制なのか。未来を考えるときには賢者は歴史に学ぶそうな。この本からの学びは何か。下巻を読み進めるとしよう。

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