フランシス・スコット・フィッツジェラルド

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フィツジェラルド短編集

フランシス・スコット・フィッツジェラルド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784102063026
ISBN 10 : 4102063021
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1990
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みも

    独自に編まれた6篇の短編集。小説には読むべき年代が2通りある。脳が柔軟で多感な若年期、そして、人生を穏当に過ごす壮年期。本書は間違いなく後者であろう。人生経験抜きに、この感慨は得られない。全体的に『グレート・ギャッツビー』の色調を帯び、浪費・放蕩・不倫・没落…人生の浮沈と懐古が鮮やかに表出される。新国家アメリカが抱える憂鬱と、ヨーロッパの歴史への羨望や劣等感も垣間見える。個人的には『泳ぐ人たち』が完成度が高いと思う。また『氷の宮殿』は女性主人公という点で異彩を放ち、北部と南部の気質の違いを端的に描く秀作。

  • しゅう

    「氷の宮殿」「冬の夢」「金持の御曹司」「乗継ぎのための三時間」「泳ぐ人たち」「バビロン再訪」の六編からなる短編集。あとがきによれば、内三編を村上春樹も訳しているそうである。どの物語にも痛切な喪失感が表現されている。ついには「人間の後半生というのは、いろいろなものを喪失していく長い過程なのであってみれば」という人生省察に至る。フィッツジェラルドの語る小説はもの悲しくも美しい。それが偉大な作家たる所以なのかもしれない。

  • えりか

    華やかさというものは、とても儚い。上流階級の繁栄と衰退、そして孤独がしみじみと柔らかい文章で綴られて、なんとも寂しい気持ちになる。めまぐるしく価値観が変わっていく時代に、一人取り残され気づいたら孤独であった彼らの中で、お金はもはや価値基準の上位をしめさない。彼らは全てを手に入れてきたのかもしれないが、愛だけは手に入れることができなかった。それが、悲しい。「冬の夢」「金持ちの御曹司」が好き。

  • 優希

    時代の寵児と言われたフィッツジェラルドの短編集。流麗な文章で描かれた世界はバブルのアメリカを彷彿とさせるようでした。

  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw

    短篇集。ロストジェネレーション。ヘミングウェイ、サリンジャー、フォークナーと同時代を飾った大作家ですが、本作のそれは彼らの前の世代、アンダスン、ジョイス、コンラッド、そしてヘンリー・ジェイムズらの影響がはっきりと表れ、尚且つずっと明瞭簡潔な文章で描かれています。更にジェイムズが欧州と米国で描いたものを米国南北にしたりと同じテーマでもミニマルに描く点。フィッツジェラルドらしい古典や引用も交えつつ、会話と描写のバランス、修辞も必要にして最低限に抑え、十分にフィッツジェラルドの真骨頂を味わえるかと(・ω・)ノシ

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