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ISBN 10 : 4867931020
Content Description
世界的名建築家は、世界的な浮世絵のコレクターでもあった。
巨匠ライトが遺した浮世絵にまつわる文章を一冊にまとめる、初の書籍!
ライトが日本で収集し、アメリカに持ち帰った浮世絵のカラー図版、100点収録!
「イリノイ州オークパークの設計室で歳月を過ごしながら、日本の浮世絵に魅了され、多くのことを学んだ。重要でないものは排除する、つまり芸術における単純化のプロセスに私は二十三歳のときから取り組んできたが、この確証を浮世絵に見出したのだ。浮世絵を発見してから、日本は世界でもっともロマンチックで芸術的な国であると思うようになった。日本の芸術は生き生きとした魅力にあふれ、大地に深く根差している。それはあの国の人々の生活や労働状況から生まれた固有の産物で、ヨーロッパの歴史上のどの文明よりも「現代的」だと思わせた。」(本書より)
[目次]
第1章 浮世絵 ひとつの解釈
第2章 暫(しばらく)
第3章 未来の世代のために
第4章 一九〇六年シカゴ美術館「広重展」序文
第5章 日本古代誌
第6章 浮世絵を追い求めて
《著者情報》
フランク・ロイド・ライト
1867-1959。建築家。ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと共に「近代建築の三大巨匠」の一人とされる。1913年、帝国ホテル新館設計のために来日。以後もたびたび訪日して設計を進めた。1923年竣工。この期間に日本で浮世絵を蒐集し、購入した作品の販売もしている。手掛けた建築物として日本に、自由学園明日館(豊島区)と旧山邑家住宅(芦屋市)が残されている。共に重要文化財。
【著者紹介】
フランク・ロイド・ライト : 1867〜1959。1893年開催のシカゴ万博日本館「鳳凰殿」からインスパイアされた建築様式(プレーリー・スタイル)で、一躍人気建築家となる。独自の「有機的建築」という考え方は初期から見られる。1900年頃にニューヨーク山中商会の林愛作と知り合い、浮世絵蒐集を開始。1905年に初来日、その際に数百枚の浮世絵を購入したという。翌1906年にはシカゴ美術館でシカゴ初の浮世絵展となる「広重展 フランク・ロイド・ライトのコレクションから」開催にかかわり、広重作品の蒐集家としても知られるようになる。40年代に設計したグッゲンハイム美術館など、8つの建築作品は2019年世界遺産に登録された
上杉隼人 : 翻訳者(英日、日英)、編集者、英文ライター、通訳、英語・翻訳講師。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業、同専攻科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ganesha
読了日:2025/10/30
果てなき冒険たまこ
読了日:2025/09/07
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