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ISBN 10 : 480671495X
Content Description
19世紀後半以降、工業化と都市化が急速に進んだトイツで、郷土の自然の荒廃に立ち向かった人びとがついに勝ち取った、先進・画期的な法律が「帝国自然保護法」だった。ヨーロッパの森林政策、環境政策をリードするドイツ自然保護思想・運動のルーツをたんねんに辿り、第三帝国の自然保護の実像を鮮やかに描く。
目次 : 第1章 ナチス時代の自然保護主義者たち―追及されるべきは誰なのか/ 第2章 歪む愛国主義―ゲルマン民族にとっての「土地」/ 第3章 最高潮を迎えたドイツ自然保護―理想の実現に向かって/ 第4章 自然保護の可能性と限界―四つの事例/ 第5章 ナチスとの蜜月の終わり―それでも自然保護活動は続く/ 第6章 変貌を遂げた景観―ナチスが残したもの/ 第7章 継続と沈黙と―一九四五年以降の自然保護と環境政策/ 第8章 教訓―ナチス時代から学ぶ
【著者紹介】
フランク・ユケッター : 2001年ドイツ、ビーレフェルト大学にて博士号、2009年同大大学教授資格を取得。2013年から英国、バーミンガム大学史学部准教授。2002年、ドイツ環境省の要請で開催されたシンポジウム「ナチスドイツにおける環境保護」に携わる
和田佐規子 : 岡山県の県央、吉備中央町生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得満期退学。夫の海外勤務に付き合ってドイツ、スイス、アメリカに合わせて9年間滞在。大学院には19年のブランクを経て44歳で再入学。専門は比較文学文化(翻訳文学、翻訳論)。現在は首都圏の4大学で、比較文学、翻訳演習、留学生の日本語教育などを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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