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ISBN 10 : 4925108271
Content Description
蛍が光る。ライムのつんとくる香りが漂う。ライムの葉のかぐわしい香りが重なる。眠れない。花の香りで眠れない。村はいま文明の波に洗われ、瀕死のありさまであり、都市に生きる作者が万感の思いをこめて故郷に呼び掛ける。国民の半数が詩人ともいわれる低湿地帯の国に生まれた詩情豊かな文学。
【著者紹介】
フマユン・アザド : 1947年4月、ピクロンプルのラリカル村で生まれる。少年時代はサー・J・C・ボース・インスティチューションで学び、のち、ダッカのカレッジ、ダッカ大学を経、エディンバラ大学にて博士号を取得(言語学)。現在ダッカ大学教授。言語学者としての教育研究のかたわら、作家活動を行っている。社会の深層部に鋭いメスを入れる著作、評論に定評がある
鈴木喜久子 : 1945年4月、疎開先の滋賀県で生まれる。1968年、勤務先の東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所にてベンガル語の講習を受けて以来、ベンガル文化に関心をもち、1988年に同人誌『遡河』を発行し、東ベンガルの古い歌謡やバングラデシュの現代小説など、文化の紹介をしてきた。早稲田大学修士課程修了。現在はフリーで異文化間交易に関心をもっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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