フェルナンド イワサキ

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ペルーの異端審問

フェルナンド イワサキ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794810441
ISBN 10 : 479481044X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ペルーの鬼才フェルナンド・イワサキ、ついに日本上陸!抱腹絶倒の中世欲情短篇集。

【著者紹介】
フェルナンド イワサキ : 1961年ペルー・リマ生まれの作家・歴史家・文献学者・評論家。小説・短編・エッセイ・歴史書など著書多数。1989年よりスペイン・セビリアに在住。1996年から2010年まで文芸誌『レナシミエント』の編集長を務める。これまでにスペインの『エル・パイス』紙、『ABC』紙、『ラ・ラソン』紙、チリの『メルクリオ』紙、メキシコの『ミレニオ』紙ほか、スペイン語圏の有力紙に寄稿。1987年アルベルト・ウジョア・エッセイ賞を皮切りに、数々の文学賞を受賞している

八重樫克彦 : 翻訳家

八重樫由貴子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヘラジカ

    大いに笑わせてもらった。男は男、女は女。宗教の力を持ってしても性本能には抗えないということか。むしろ抗える方が異常なんじゃないかと思えてくるから、それもまた可笑しい。しかし、創作にしても秀逸だがこれが事実というから驚きである。記録にされる段階で尾ひれ羽ひれが付かなかったとは必ずしも言えないのだろうが、歴史書なんて言われ方をしたら一部の人は憤懣やる方ないだろう。信仰や聖職に対して信頼を置いているカソリック信徒にとっては冗談にならないような逸話満載の一冊である。筒井氏の言葉通り各話最後の一文が大変愉快だった。

  • しゅん

    何人もの聖職者を籠絡させた女や重婚を続けた偽神父、処女膜再生請負人に勃起したまま死んだ修道士。ペルーの歴史の上に咲いた異端の花々。異端者たちは当然曲者揃いだが、正統を主張する教会側の人間も滑稽。偽神父が「神父と偽れば女にモテた」と発言すると、裁判官達はその言葉の真偽を確かめるのに必死で裁判がそっちのけに。ここにある17の短編すべて史実だというのもすごいが、ただでさえおもしろい話にラスト3行でオチを必ずつける著者の関西人気質もすごい。まことに、神の敷く道は計り知れない。

  • Porco

    タイトル通りの内容で、様々な異端審問の事例が載っています。

  • garth

    わたくし、カトリックの聖人たちの途方もない言行録が大好物なのですが、異端審問の記録も同じくらい素晴らしいシュルレアリスム文学だと教えてくれる一冊。「純潔を繕い、男の精液を集める女」ことアナ・マリア・ペレスはキリストの指示でブラマンジェを作ったと証言したが、それは相当美味しかったらしく、その作り方は事細かに異端審問の記録に記されているという。異端審問レシピ! 誰か作ってほしい。キリスト像は「わたしのブラマンジェはどうなっている?」と問いただしたそうな。

  • 刳森伸一

    歴史に埋もれた肉欲の物語が愚かさと悲哀を介して笑いへと昇華されている。当の本人たちは拷問を受けたり、処刑されたりしているので、笑いごとではないのだけれど…文学的に表現されているとはいえ、これらの全てが史実だということに驚きを禁じ得ない。

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