フェルナンド・ペソア

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ポルトガルの海 フェルナンド・ペソア詩選

フェルナンド・ペソア

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784882024354
ISBN 10 : 4882024357
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マリカ

    フェルナンド・ペソアとその3人の異名アルベルト・カエイロ、リカルド・レイス、アルヴァロ・デ・カンポスによる詩を集めたもの。詩を読むということは、詩人と読み手とが1対1で対話をすることなのだと思いますが、ペソアとその異名による詩を読んでいると、詩人の複数性の影響され、おのずと読み手の中にも複数性が生まれ、1対1の対話ではなく、複数対複数のより複雑で幅広い対話が可能になり、詩の海に漂うような心地よさを感じます。

  • ロビン

    カモンイスと共にポルトガルを代表する詩人ぺソア(1888-1935)の選詩集。ぺソアは、自分自身の他にカエイロ、レイス、カンポスの3詩人を「異名」として使用して詩を作った人であり、4人は別の価値観や人格を持つとされる。解説によればロマン派的な解釈でぺソアを読んでも正しい理解はできないというが、「異名」の後ろにいるのはやはり一人の人間であり、差異と同時に共通する要素も十分に感じられるし、未婚というのは詩風からしても納得である。全体に知的であるが無表情で、無力感や無意志感を感じさせる詩群で、確かに独特である。

  • らん

    タブッキが心底敬愛するフェルナンド・ペソアに、ペソアの分身カエイロ、レイス、カンポスの3詩人を加えた詩選。ペソアの「ポルトガルの海」は塩の例えにじんわりとして心地よい力強さに力をもらいました。カエイロの詩「わたしは羊飼」「あまりに明るいある日」「部屋のなかへ這入り」もお気に入り。その詩を眺めているとすーっと力が抜けてとても癒される。ただそのままの感覚を感じて受け入れ匂いや光や時間の流れを感じ、平和な日常にふっと幸せを感じる瞬間の心地よさに満たされる。この詩の世界のような優しい静かな時間を大切にしたいです。

  • かもめ通信

    随分昔に読んだ時には、今ひとつよくわからなかったという印象だったが、その後、タブッキに出会い、ペソアの別の本に出会って、すっかり魅せられたあと、再び増補版として大幅にボリュームアップした形で本書に再会。黙読だけでは飽き足らず、ところどころ声に出して読んでみる。ちょっと手こずりもしたけれど、なかなか興味深い一冊だ。

  • 莉庭Reethi

    ★★★★★★ペソア・ウイルスに軽く感染している私は、付箋だらけの頁をめくる。「詩人とは虚構(よそお)う人だ/その虚構いのあまりに完璧であるため/現実に感じる苦痛まで/苦痛であるかのごとく虚構う」なんて何度読んでもすごい。ペソアにとっての異名とは何か、あるいは、異名を生きるということはどういうことか。これらの異名たちはフェルナンド・ペソアのペンネームではない。彼らは異なる出自、経歴、人生を持っていたばかりか、体格、仕事も違えば、思想信条も異なっていた。

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