フェルディナン・ド・ソシュール

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新訳 ソシュール 一般言語学講義

フェルディナン・ド・ソシュール

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784327378226
ISBN 10 : 4327378224
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

言語学・思想・哲学に大きな影響を与えた名著を専門家によるわかりやすい新訳で再び読み解く。

目次 : 序論/ 付録 音韻論の原理/ 第1部 一般原理/ 第2部 共時言語学/ 第3部 通時言語学/ 第3部と第4部への付録/ 第4部 言語地理学/ 第5部 回顧的言語学の諸問題 結論

【著者紹介】
町田健 : 名古屋大学大学院文学研究科教授。専門は言語学。1957年福岡県生まれ。1979年東京大学文学部卒業。1986年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。東京大学助手、愛知教育大学、成城大学、北海道大学助教授を経て現職。1985年から86年まで、フランス政府給費留学生としてストラスブール大学ロマンス語学研究所に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • てれまこし

    自分はことばを商売道具にする人間だから言語について自分なりに考えてきたけど、まだ体系的に勉強したことない。近代思想中心に勉強して言語論的転回以前に留まってることもあった。だけどさすがに避けきれなくなって、ここから始めてみた。もっと難解なものかと思ってたら近代科学としての言語学で、明晰に(つまり誰でもわかるように)書いてあるから驚いた。誰でもわかるように説明するとかえって自然じゃなくなってわかりにくく感じるけど、誰でもすぐにわかるものは実はわかったつもりで誰もわかっていない。そういうことを思い知らされた。

  • amanon

    小林訳から44年、マウロ版から40年をへてようやく新訳が出た『一般講義』。あの読みにくいこと夥しい、小林訳に悩まされたのは一体何だったのだろう?」と思うことしきり。それくらい今回の訳は読みやすいのだが、しかしそれでも言語学やヨーロッパ諸言語の素養がある程度ないと理解は難しい。丸山を始め、ソシュール言語学入門書は山程あるが、実際のところこの『講義』を理解するのにさほど役に立っていないのではいか?という気になる。できれば、この『講義』を理解するための副読本的なものが欲しい。これは手元に置いて繰り返し読む書。

  • やまやま

    言語活動(ランガージュ)は言語(ラング)と発話(パロール)の総体であり、言語学はまずはラングを扱う(定義可能で分類可能である対象)とした序論から、音韻論に続く。音韻論の理解は難しかったが、音素の連鎖において、その発生現象に(個別言語ごとの)規則的な特徴があるのでは、ということに感じた。第一部の一般原理は記号論のところなので、これは有名な部分。次の共時言語学では一般原理が例を持って展開される。通時言語学では、再び音韻論に戻り、音素の歴史的変化を議論する。言語地理学は興味深いが、どこまで依拠するか。

  • Yoshi

    ソシュールって、とても有名で、構造主義の創始者的存在なんですが、自分で書籍を書いていないらしく、講義ノートが元になっているらしいんですね。内容より、その知識の伝承のほうに興味が湧いた。

  • 肉欲棒太郎

    ランガージュ、ラング、パロール、シニフィエ、シニフィアン、共時態、通時態、、、。悪文と名高い小林訳を私は読んだことがないのだが、本書の訳文は読みやすい。脚注で訳者が「ソシュールはこう言ってるけど、実際には…」みたいに結構厳しくツッコミ入れてるところが個人的にはツボでした。

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