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ISBN 10 : 4865030433
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北欧伝説の変遷やルクレーティウスの詩を分析する神話学者としてのソシュール。草稿群に加えて、大学生時代のドイツ留学期の書簡や、さらに遡る17歳の折にイラストを添えて描いた空想冒険譚を初訳する。言語学者と並走する「もう一人のソシュール」が明らかになる。シリーズ・古典転生、第15回配本、本巻13。
目次:北欧の伝説と説話――ジークフリートからトリスタンまで/身体の始原空〔カオス〕、語の場〔コーラ〕――—愛の幻惑をめぐるルクレーティウスの11詩行/ライプツィヒからの手紙(1876‒1880年)/ポリティキュスの冒険
フェルディナン・ド・ソシュール(Ferdinand de Saussure, 1857-1913):スイスの言語学者。近代言語学の父と呼ばれる。生前は印欧歴史比較言語学の大家として知られる。死後出版の『一般言語学講義』(1916年)が20世紀後半の記号論および構造主義の理論的基盤となり、言語学だけでなく隣接諸科学にも多大な影響を与えた。
金澤忠信(かなざわ・ただのぶ):1970年生まれ。香川大学准教授。著書に『ソシュールの政治的言説』(月曜社、2017年)、訳書にジャン・スタロバンスキー『ソシュールのアナグラム』(水声社、2006年)などがある。
【著者紹介】
フェルディナン・ド・ソシュール : 1857年スイス・ジュネーヴ生まれ。近代言語学の父と呼ばれる。21歳のときに『印欧諸語における母音の原初体系に関する覚え書』(1879年)を発表。生前は印欧歴史比較言語学の大家として知られる。1913年没
金沢忠信 : 1970年新潟県十日町市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程修了。現在香川大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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