フェリークス・ザルテン

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バンビ 森の、ある一生の物語

フェリークス・ザルテン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001141993
ISBN 10 : 400114199X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

森に生まれた子鹿のバンビが、仲間たちと交わりながら、いきいきと成長する姿を描く。初めて草原に出た時の喜び、狩人への恐怖、思春期の目覚め、自立と孤独…。森の動物の一生を愛情こめてとらえた、永遠の名作。

【著者紹介】
フェーリクス・ザルテン : 1869‐1945。ハンガリーのブダペストに生まれる。本名ジークムント・ザルツマン。ウィーンで学び、劇評、戯曲、小説を書いた。1933年までオーストリアのペンクラブ会長。1938年アメリカに亡命。のちにヨーロッパにもどり、スイスで死去

上田真而子 : 1930年生まれ。京都ドイツ文化センター勤務の後、児童文学の翻訳を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • マエダ

    動物からの視点がこの本の醍醐味であろう。人間をあいつと括り一色端にすることで動物からみた恐怖が伝わる。小学生や中学生にも分かり、かつ大人にも不足ない良い本である。

  • NAO

    【「男祭り週間」参加】フランスの森。そこに住むノロジカたち。その森で、ある春の日生まれたバンビは、生まれたときから容貌がすぐれ、森の動物たちは彼の誕生を祝い、彼がやがて森の王者になるだろうことを予言する。というと、ライオンキングのようだが、主人公は鹿なので、そこまで派手な話ではない。なにしろ、鹿はどんなに立派な角を持っていたところで、草食で臆病な動物なのだから。だから、この話も、派手にバンビが活躍するという話ではなく、森の自然の豊かさ、そこに住む多彩な動物たちの暮らしぶりが生き生きと描かれている。

  • はる

    思いの外深く、重厚で、考えさせられる内容でした。子鹿のバンビの成長を描く物語であると同時に、私たち人間と自然との向きあい方を問う内容ですね。四季折々の美しい自然。個性的な動物たち。だが、ほんの僅かな油断が死を招く厳しい世界。その情景を徹底した動物視線で描く作者の筆が見事。彼らの目に映る人間とは…。2010年に新訳された版なので読みやすく、言葉の違和感もありませんでした。

  • 優希

    子鹿の可愛らしい姿を描くと思いきや、命など生あるものを深く描いているのですね。森の動物たちの一生を愛情こめて描いていて、リアルさを感じます。自然は生きているのです。

  • コニコ@共楽

    秋になって何か新しいことを始めようと思い立ち、ドイツ語のラジオテキストを買ってみた。その巻末に「名場面で再発見『バンビ』というものがあった。そういえば、バンビはディズニーの映画で観ただけで原作を読んだことがなかった。ドイツ語が何もわからなくても音声を聞いているだけで、何やら森の風景が見えてくるような。誕生から孤高の鹿として成長していく様がいろいろな動物たちの目を通して描かれていく。その中に”あいつ”という名前で人間の姿も描かれて、大いに考えさせられた。

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