フェリペ・フェルナンデス・アルメスト

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食べる人類誌 火の発見からファ-ストフ-ドの蔓延まで

フェリペ・フェルナンデス・アルメスト

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150503673
ISBN 10 : 4150503672
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2010
Japan

Content Description

ヒトをサルから離陸させた火の使用、カニバリズムと菜食主義の意外な共通点、海を越えた食材の交換が促したグローバル化―。食べ物こそが、われわれの歴史をつくってきたのだ!世界的な歴史学者が「8つの食の革命」を切り口に人類史を読み直す。古代ローマの祝宴を彩った酒肴から現代の食卓にのぼる遺伝子組み換えトマトまで、古今東西の珍味と興味尽きない逸話がたっぷりのフルコースをご堪能あれ。

目次 : 第1章 調理の発明―第一の革命/ 第2章 食べることの意味―儀式と魔術としての食べ物/ 第3章 食べるための飼育―牧畜革命:食べ物の「収集」から「生産」へ/ 第4章 食べられる大地―食べるための植物の管理/ 第5章 食べ物と身分―不平等と高級料理の出現/ 第6章 食べられる地平線―食べ物と遠隔地間の文化交流/ 第7章 挑戦的な革命―食べ物と生態系の交換/ 第8章 巨人の食料―十九世紀と二十世紀の食べ物と産業化

【著者紹介】
フェリペ・フェルナンデス=アルメスト : 英国の歴史学者。1950年ロンドン生まれ。オックスフォード大学で歴史学を学び、同大現代史学科をはじめ、ロンドン大学(クイーン・メリー・カレッジ)、タフツ大学などで長く教鞭を執る。2009年よりノートルダム大学歴史学科教授

小田切勝子 : 北海道生、京都大学文学部哲学科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Willie the Wildcat

    衣食住の生活の基礎の3本柱の1つ、「食」を通した社会性。環境の変化の齎す、生きる上での食の意味と意義。質と量。飽食や個食。家族形態や仕事環境の変化。中でも家族と食事のあり方の変化は、やはり考えさせられる。プロジェクトの過渡期は、例外なくほぼ毎夜に近いテレコン・・・。「会話」が育む家”族”なんだよなぁ、と再認識と反省。(汗)興味深かったのが、「パン」の拡げた”魔法の世界”。至極当然の事と言えばそれまでだが、確かに魔法。食は心を温め、幸福感に繋がる!

  • Shin

    この手の本が好きでジャケ買い。人は食べないと生きていけない。そのシンプルな必要条件を満たすために様々な人類史上の〈革命〉が起こり、「食べる」という行為のダイナミズムに作用してきた。著者は文明史を専門とする歴史家とのことで、どちらかと言うと後半部分の国家間のインタラクションについて述べた部分の方が面白い。最近仕事で海外に行くことが多いので、「食べ物は文化的なアイデンティティ」という言葉を下敷きに様々な国の個性を楽しみながら読むことができた。

  • 還暦院erk

    だんなの蔵書。読了までに時間がかかった!巻末の注まで精読したし知らない料理の名前は調べまくったし。この年になるまで知らなかった色々な文化人類学的知見が山盛りで、とても勉強になった。小泉武夫氏による解説も良かった。時間をおいて再読してもいいかも。

  • pollack

    本書は歴史学者である著者によって食文化の歴史が解説されたですが、時間軸に沿う様式ではなく、食文化の方向転換の要となったイベント「8つの食の革命」をpick upし、膨大な具体例を示しながら現在に至るまでの人類の食の変容を詳説しています。革命は「加熱調理」、「食べる意味」、「動物性食品の獲得」、「植物性食品の獲得」、「食べ物と身分」、「流通」、「食べものと生態系の交換、種の拡大」、「食産業の巨大化」に分類することができるでしょう。少しだけ誤りや著者の強い主観がみられますが読みごたえは充分でした。

  • itokake

    食べ物に関する知識の宝庫だけど、楽しく読めなかった。400ページと無駄に長く、まとまりがない。本の最初のほうに「じゃまな恋人を殺した佐川一政」とあり、唖然。被害者ルネ・ハルテベルトさんは佐川の恋人ではないし、じゃまになったのではない。明確に食べたいという意思で、自宅に招いた。こういういい加減な記述を見つけてしまうと、疑心暗鬼になる。たまに面白い記述はあるが、その信ぴょう性をいちいち確かめる気にもなれず、流し読み。そういえば佐川は、要介護で寝たきり。でもまた人を食べたいんだそうだ。やっと本音がでたか。

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