フェリックス マーティン

Individuals/organizations Page

Books

21世紀の貨幣論

フェリックス マーティン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784492654651
ISBN 10 : 4492654658
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マネーとは何か。誰がマネーを支配するのか―気鋭のエコノミストによる、斬新なマネーの進化史。資本主義と経済学のあり方を問う。

目次 : マネーとは何か/ マネー前夜/ エーゲ文明の発明/ マネーの支配者はだれか?/ マネー権力の誕生/ 「吸血イカ」の自然史―「銀行」の発明/ マネーの大和解/ ロック氏の経済的帰結―マネーの神格化/ 鏡の国のマネー/ マネー懐疑派の戦略―スパルタ式とソビエト式/ 王子のいない『ハムレット』―マネーを忘れた経済学/ 正統と異端の貨幣観/ バッタを蜂に変える―クレジット市場の肥大化/ 大胆な安全策/ マネーと正面から向き合う

【著者紹介】
フェリックス マーティン : オックスフォード大学で古典学、開発経済学を、ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係学を学ぶ。オックスフォード大学にて経済学の博士号を取得。世界銀行に10年にわたって勤務し、旧ユーゴスラビア諸国の紛争後復興支援に関わる。現在、ロンドンの資産運用会社ライオントラスト・アセット・マネジメントでマクロエコノミスト、ストラテジストとして活躍。『21世紀の貨幣論』が初の著書となる

遠藤真美 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    私は貨幣論ということで読もうと思ったのですが、どちらかというと貨幣を媒介にした経済史の本であると思いました。信用制度とものの交換の媒体としての貨幣の位置づけなどが幅広く語られていてこの分野では面白い観点からの読み物でした。21世といっているので、もう少し電子マネー的なことやビットコインなどのことについて語っていてくれれば言うことなしなのですが。

  • Willie the Wildcat

    信用に基づいた価値の尺度であり媒介。一国の国民ではなく、国際的評価。政治・経済が絡むことで、主観的・人為的な変動にも繋がる。但し、突き詰めると、人間の欲が引き起こしている”混乱”に過ぎない。”神格化”・・・、同感。一方、気になるのが「欲への歯止め」。貨幣の持つ魔力の齎す矛盾という気がする。活かすか、それとも操られるのか。故に、著者の「民主政治」も公共性を齎す制度が鍵ではなく、動かす人間、特に政治家の倫理観次第という気がする。

  • 1.3manen

    13年初出。ヤップ島のマネーシステムの本質:債権と債務を管理しやすくするための信用取引・清算システム(20頁)。マネー:社会的技術。思想と慣習(49頁)。古代メソポタミア―官僚主義の原点。世界初指令経済の発展へ(58頁〜)。アリストデモス:金だ! 金が人間のすべてなのだ!(警句、93頁)。稷下学宮(しょくかがっきゅう):中国で有名な学問の中心地 (115頁)。マネーは共同体の所有物(オレーム、137頁〜)。英語の経済書ステュアート『政治経済学の諸原理の研究』1767年(171頁)。

  • 羊山羊

    貨幣が、信用から来ることを歴史から論じ、今までの経済学がいかに貨幣を軽んじ、理論に拘泥していたかを論ずる1冊。MMT理論の理解に最適の本だ。歴史や実務家の間では、既に貨幣=信用として無意識のうちに運用されている事例がいくつもあった。また、経済の後退や危機に際して大事なのは、資金注入やソブリンマネーを通してお金の信用を保証していくことが大事だと説く。また、現在の経済学は人類学、貨幣論、歴史学などと融合して総合的な理論構築を目指せと発破をかける。類書を読んだことがないなら是非おススメ。興味深かった。

  • Shin

    ピケティ『21世紀の資本』の訳本を楽しみにしてたら間違えて購入(笑) タイトル便乗しすぎだけど、これはこれでためになる本だった。貨幣はそれそのものが価値を持つモノではなく、価値の共有と交換に不可欠な〈信用〉を表象する社会的技術である、という論旨だと理解。前半は比較的容易に理解できたけど、自分の財布の中身も管理できない絶望的な金銭感覚の私にはデットファイナンスとか難しすぎるです。消化不良だったけど、とりあえずピケティに進もう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items