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ISBN 10 : 4622096552
Content Description
“21世紀の疫病”と呼ばれ、社会的解決が叫ばれる「孤独」。対処の第一歩となるのは、それが人間の本質的条件であるという見方を疑うことである。ネガティブな欠乏感としての「孤独」が近代において誕生し、複雑な感情群となるその歴史をひもとく。
目次 : 序論 「近代の疫病」としての孤独/ 第1章 「ワンリネス」から「ロンリネス」へ―近代的感情の誕生/ 第2章 「血液の病気」?―シルヴィア・プラスの慢性的な孤独/ 第3章 孤独と欠乏―『嵐が丘』と『トワイライト』にみるロマンチック・ラブ/ 第4章 寡婦/寡夫の生活と喪失―トマス・ターナーからウィンザーの寡婦まで/ 第5章 インスタ憂うつ?―ソーシャルメディアとオンラインコミュニティーの形成/ 第6章 「カチカチと音を立てる時限爆弾」?―老後の孤独を見つめ直す/ 第7章 宿なし、根なし―「ホーム」と呼べる場所がないということ/ 第8章 飢えを満たす―物質性と孤独な身体/ 第9章 孤独な雲と空っぽの器―孤独が贈り物であるとき/ 結論 新自由主義の時代における孤独の再定義
【著者紹介】
フェイ・バウンド・アルバーティ : 1971年生まれ。文化史家。ロンドン大学キングス・カレッジ近現代史教授。専門はジェンダー、感情史、医学史。歴史学博士(ヨーク大学)。イギリス初の感情史専門の研究所であるロンドン大学クイーン・メアリー感情史センターの創立メンバーの一人。マンチェスター大学、ランカスター大学、ヨーク大学等でも教鞭をとる
神崎朗子 : 翻訳家。上智大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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