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映画よさようなら

フィルムアート社編

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845921430
ISBN 10 : 484592143X
Format
Books
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

かつてあったものとはまるきり異なる何ものかへと変貌しつつある映画。その現在地を指し示すポストメディア時代の映画論集。ペドロ・コスタ、アピチャッポン・ウィーラセタクンク、フレデリック・ワイズマン、セルゲイ・ロズニツァ、濱口竜介、深田晃司、ジャン=リュック・ゴダール…現代映画のトップランナーたちと並走してきた著者が見つめる映画の果て。

目次 : 第1部 歴史/映画史(部屋を流れる奇妙な音―ペドロ・コスタ論/ 科学と神秘―アピチャッポン・ウィーラセタクンの『MEMORIA メモリア』/ リアリズムの内破―伝説前夜のタル・ベーラ ほか)/ 第2部 受容/メディア(「観察」の条件―フレデリック・ワイズマンと香港ドキュメンタリー映画工作者を例に/ 「事実」の復元、「時間」の修復―セルゲイ・ロズニツァの「群衆」シリーズ/ フェイク・ドキュメンタリーの擬態―セルゲイ・ロズニツァの「劇映画」 ほか)/ 第3部 倫理/ポリティカル・コレクトネス(親密さ、とは何か?あるいは距離について―濱口竜介の青春期/ 言語の習得と運転の習熟―『ドライブ・マイ・カー』論/ 神と人とのあいだ―『偶然と想像』論 ほか)

【著者紹介】
佐々木敦 : 1964年生まれ。思考家。音楽レーベルHEADZ主宰。文学ムック『ことばと』(書肆侃侃房)編集長。映画美学校言語表現コース「ことばの学校」主任講師。さまざまな分野で批評活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    ここに並ぶ映画評は、「どちらでもありどちらでもない」という結論が多い。デュラス論は「映画であり映画でない」であり、円城塔ゴジラ論は「存在するし存在しない」であり、『スパイの妻』論は「スパイでありスパイでない」になる。佐々木敦の特徴としてこういう言い方は以前からあるけど、ここでは徹底されているように思った。倫理的な判断としてそうしているように思う。深田晃司『LOVE LIFE』論に何故か胸打たれるものがあったのだけど、それは本書自体と同じような「終わらない倫理の実践」を描いたものだったからだ。

  • gu

    「だからことは実に複雑であり、かつ実に単純なのだ」佐々木敦の批評から受ける印象もまたこれである。見ることや聴くことといった単純な感覚にまで立ち返り問いをこねくり回す。そこで出てきた結論がまた至極当然に思えても。

  • junne

    実はもうすぐ出るゴダール本に当初『さらば、映画よ』という副題をつけようと思ってたのでした

  • ハンソクマケ

    今泉力哉の映画に対して漠然と抱いていたものが的確に文章として出力されていて、敬服する一方なんだか悔しい気もする…笑 自分がまだ見てない映画に関する論考はなかなか興味を持てないこともあるが、本書のそれはむしろ興味をそそられることが多かった。デュラス見てみたい。しかしそれなりに映画の知識を蓄えたつもりだが、まだまだ知らない作家も多いなー。

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