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ISBN 10 : 4894345684
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ハイデガーは、ルソーの何を恐れたのか?ルソーが打ち立てる「ピュシス(自然)はテクネー(技術)の可能性の条件」という絶対的パラドクス。ハイデガーが否認するルソーに、歴史の発明、超越論的思考、否定性の思考という「偉大なドイツ哲学」(ハイデガー)の“起源”を探り、ハイデガーのテクネー論の暗黙の前提をも顕わにする。テクネーとピュシスをめぐる西洋哲学の最深部。
目次 : 1 起源の舞台(ルソーを否認するハイデガー/ ルソーの存在‐技術論/ ハイデガーはルソーの何を恐れたのか)/ 2 先行的演劇(ルソーの引き裂かれた核心/ ルソーの弁証法/ 芝居がかる死)
【著者紹介】
フィリップ・ラクー=ラバルト : 1940年9月26日、フランス・トゥール生。2007年1月27日の深夜から28日の未明にかけてパリにて逝去。幼少期よりカルヴァン派の宗教教育を受ける。ボルドー大学にてジェラール・グラネルに師事し、ハイデガーを学ぶとともに、「社会主義か野蛮か」の活動を通じてリオタールらと親交をもつ。1967年よりストラスブール大学にて教鞭をとり(‐2002)、同僚のナンシーとは生涯の友となる。1983‐93年、カリフォルニア大学バークレー校客員教授、1988‐89年、国際哲学研究院会長を務める。1995年「フリードリヒ・グンドルフ賞」受賞
藤本一勇 : 1966年生まれ。パリ社会科学高等研究院深化学位(DEA)「歴史と文明」取得。早稲田大学文学研究科博士課程単位取得満期退学。早稲田大学文化構想学部表象・メディア論系准教授。専攻、哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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