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ISBN 10 : 4588011634
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ロマン主義と批評の起源。“近代文学”そのものの自己意識であり、自己産出的発明でもあったドイツ・ロマン派の雑誌『アテネーウム』。1800年前後のイェーナで、私たちが今もなお属している“危機=批評の”時代が決定的に開かれた。絶対的な文学主体としてのロマン主義やイロニーの脱構築的展望を初めて哲学的に把握し、フランスの思想界に翻訳・紹介した歴史的な書物、ついに日本語全訳版刊行。
目次 : 開幕/ 1 断片(断片の要求/ フリードリヒ・シュレーゲル『批評断章』 ほか)/ 2 理念(芸術の限界内における宗教/ フリードリヒ・シュレーゲル『着想集』 ほか)/ 3 詩(名もなき芸術/ フリードリヒ・シュレーゲル『文学についての会話』 ほか)/ 4 批評(特性の形成/ シェリング『芸術哲学』(序論) ほか)/ 閉幕
【著者紹介】
フィリップ・ラクー=ラバルト : 1940年生。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。国際哲学コレージュ議長(1988‐89年)。ミメーシスや形象などの観点から哲学と政治の関係を問う丹念なテクスト読解を続け、ヘルダーリンによるソフォクレス翻訳の仏訳に基づく上演など、演劇に関わる仕事にも取り組んだ。2007年没
ジャン=リュック・ナンシー : 1940年生。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。脱構築という哲学的営為を自覚的に引き受け、意味、世界、身体、芸術、政治、キリスト教など多くの主題をめぐって旺盛な著作活動を展開した。2021年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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