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なぜ蝶は美しいのか

フィリップ・ハウス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784767819266
ISBN 10 : 4767819261
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

フィリップ・ハウスの生き生きとした描写と美しい写真を通して、
蝶や蛾のリアルな姿を新しい視点で見ていきます。
羽の魅惑的な色やデザインはなぜ進化したのか。
多種多様な興味深い行動・擬態・カムフラージュはどんな意味があるのか。
読者を新しい発見に誘います。


「ほら!こんなにも美しい―いや美などなんでもない―この正確さと調和だ
よ。こんなにも脆く、それでいて強靱。そして精密。これが自然というものだ
―強大な力と力が組み合って生まれる均衡。星の一つ一つ、草木の一葉一葉
がそのようにしてそこに存在するのだ―そしてその完璧な平衡のもとで力を
みなぎらせる宇宙が、これを生み出す。この驚嘆すべき生きものをね。自然と
いう偉大な芸術家が作り出した傑作だ」
―ジョゼフ・コンラッド『ロード・ジム』

■目次
はじめに
ジェレミー・トーマス OBE 英国王立昆虫学会・会長
第1章 チョウの翅をもっとよく視てみよう
第2章 錯覚、幻視、防衛
第3章 恐竜時代のチョウたち
第4章 クジャクチョウの目玉模様と鳥の眼
第5章 タテハチョウ類の護身術
第6章 毒を貯めこむマダラチョウ類
第7章 青色の幻光色を放つチョウ
第8章 シロチョウ類の白と黄色
第9章 ツバメの尾を持つアゲハチョウ類
第10章 毒を貯めこむ熱帯のドクチョウとトンボマダラ
第11章 小さな目玉模様を持つスズメガ
第12章 大きな目玉模様を持つヤママユガ

■著者
フィリップ・ハウス
昆虫の行動と生態を専門とし、研究論文と一般向けの書籍を発表。
環境に優しい害虫対策の開発にも従事し、
数々の賞と大英帝国勲章OBEを授与されている。
サウサンプトン大学に籍を置き、退職した現在も子供たちを魅了する、
昆虫たちについての書籍の執筆活動を続けている。

【著者紹介】
フィリップ・ハウス : 昆虫の行動と生態を専門とし、研究論文と一般向けの書籍を発表。環境に優しい害虫対策の開発にも従事し、また数々の賞と大英帝国勲章OBEを授与されている。研究者として主にサウサンプトン大学に籍を置いて活動を行い、退職した現在も、子ども時代から彼を魅了して止まない昆虫たちについての執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    写真は色鮮やかで綺麗ですが、文章もわかりやく頭に入ります。蝶の模様や色、翅の形状は捕食者(主に鳥)から身を守るために何万年もかけて進化、変化していった結果とのことです。捕食者の種類、生息環境、環境の変化等に合わせて其々進化した結果、何万種のデザイン・色の翅を持った蝶が現存しているとのことです。世界には蛇や蛙に色や形状が酷似した蝶や毒を持った蝶もいます。但し、蝶の美しさに魅かれるのは、当然ながら人間のみです。写真の美しさに目を奪われ、知的好奇心を満たしてくれる本書を読むと読書って良いものだと改めて思います。

  • ウヤホイ

    翅の色の並びで色収差を生み出し、天敵の目をくらませる蝶のインパクトが個人的に凄かった。蝶ってRGBずらし知ってるんや……。 蝶・蛾の生存戦略としての翅の美しさが、鳥や人間ら天敵にどういった視覚情報を与えているのかがわかりやすく書かれていて良かった。

  • しゅうこう

    元来昆虫全般が好きだが、その中でもとりわけ蝶が好きです。こんなに静的にも動的にも美しい昆虫は中々いない気がする。従来は儚いものの象徴として認識していたけど、本書を読んで、いかに蝶が特有の機動力を有していて、合理的な構造であるかを知ることが出来た。今までの海外旅行は地域の知名度とか建造物に注目して国を選んでいた節があるけど、今は正直こういった美しい昆虫を愛でるために海外に赴きたいとさえ思える。

  • ケンタ

    モルフォ蝶を生で見たいな。世界で一番美しいと言われる蝶々?

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