フィリップ・ショート

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ポル・ポト ある悪夢の歴史

フィリップ・ショート

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560026274
ISBN 10 : 4560026270
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2008
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

狂気の「大量虐殺」はなぜ起きたのか。闇に包まれた圧政者の生涯を追いながら、クメール・ルージュの蛮行と虐殺の真相、大国や近隣国に翻弄されるカンボジアの悲劇に迫る決定版。図版多数。

【著者紹介】
山形浩生 : 1964年生。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 金吾

    ポル・ポトやクメール・ルージュを知りたくて読みました。知らない国のため名前が覚えられず人物関係の掌握に苦労しましたが、ボリュームがあり知りたいことが少しわかりました。しかし民族性に起因させていることや何故あのような統治をしたのかの本質はわからないままでした。

  • さえきかずひこ

    名著。カンボジアの20世紀の歴史(1930年代から1999年までが取り扱われている)を知りたい人は必読。本文が700ページ近くの大部のため、誤脱字が散見されるが読むには支障無い。訳者あとがきが、原著に批判的で読ませる。クメール・ルージュの蛮行をジェノサイドと見なすかどうか問題、そしてその原因をカンボジアの国民性に求めているがそんな単純な話ではないだろうという批判。共に重要である。また、ポル・ポトが圧倒的なカリスマであったことは分かるが、いったいどういう人物だったのか謎が深まる読後感も特筆に値する。長いです

  • TK39

    90年代初頭にカンボジア和平がニュースになっていたが、背景はあまり知らず、以前から気になっていた。隣国に蹂躙されてきたカンボジア人はベトナム、タイとも違うメンタリティ、文化を持つ。ベトナム戦争終結により米国がカンボジアから撤退したことを自らの力によると過信し、急進的な独自の共産主義を導入したが、ポルポトは共産主義にも国の統治にも全くの素人であった。そこにベトナムへの恐怖心もあり、破滅に向かっていった。

  • owl&shepherd

    目立たない青年が外国の影響を受けながら成長し、権力を握って自国民150万人を死に追いやりながら、晩年に一児をもうけて病死したという人生をどう形容すべきか、言葉が見つからない。

  • うぃっくす

    こりゃ長い。400ページ目くらいでやっとクメールルージュ統治下の話になる。にしてもこんな分厚い本を読んでなおポルポトがどういう人物だったのかつかめなかった。カンボジアの歴史全然知らなかったけどポルポト以前のシアヌークの頃から人いっぱい殺されてたのね…読んでたら普通に生首持ってる人の写真とかでてきてびっくりした。ポルポトは果たして意図せずに150万人を殺したのかとか虐殺の原因をカンボジアの文化、国民性に求めたりとかについては議論の的になってることもあるらしい。

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