フィリップ・キンドレッド・ディック

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ユ-ビック

フィリップ・キンドレッド・ディック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150103149
ISBN 10 : 4150103143
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1978
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chiru

    設定が魅力的すぎる、「ブレードランナー」の作者ディックの《ユービック》を読みました!! 冒頭から立ちはだかる最大の謎《ユービック》って何?その正体は?物語としても面白くSFなのにミステリーとして引けをとらない物語。「半死者」と「生者」が共存し、インターフェースで繋がる世界は本物?それとも…? 残り数ページの真骨頂はまさにここから!想像の斜め上を軽々と超えてくる大胆な謎。この謎こそが罠。ユーモアと劇薬のミックスが重苦しさを中和して、細かい事抜きに楽しめました!! ★4

  • のっち♬

    超能力者と反能力者が企業スパイとして暗躍する1992年、爆弾事故を契機に測定技師の現実に衰退及び実体化現象が起こる。車がクラッシックカーへ、テレビが真空管ラジオへ、死人からのメッセージが落書きや違反切符に現れる大胆な設定。意識のパワーゲームであらゆる事象が変化する層を想定し、現実との境界線を取り去ったような世界観。著者は終生のテーマ「現実とは何か?」の問いに挑む初期作として、その土台の脆弱さを独特の死生観に直結したメタファーを絡めつつ侵入行為が氾濫する斬新な構図で表現した。郷愁が不気味な浮遊感となる余韻。

  • ねりわさび

    超能力者たちと提携する協会員同士の争いから能力者への爆殺事件が起き、生存した超能力者たちは時間逆行トラップに嵌り窮地に追い込まれる。意識を保全したまま冷凍保存された半死者たちを交えて語られるSFドラマ。話の癖は強いのですが推理ものとして読み応えあり。ラスト直前で真の敵の正体が詳らかになるところも見どころ。面白かったですね。

  • かみぶくろ

    PKD(と略すらしい)による哲学的SFミステリー。電気羊も傑作だが、個人的にはサスペンス色の強いこちらの方が好み。テレパスやら不活性者やらの超能力者が存在し、死者が半生命として意識を繋ぐ未来世界が舞台。序盤は超能力者同士の抗争みたいな展開で話が進むが、突如時間が衰退する別世界に突入、後半は謎が謎を呼ぶその世界の解明に主人公が駆けずり回る。鍵となる「ユービック」が一義的な効能以上に、哲学的神秘的な意味を含んでいそうで読後も考えさせられた。なお、本書はPKD総選挙(笑)第1位に選ばれた作品とのこと。納得。

  • ゆかーん

    痺れる〜!!読み終わったあとの満足感は他のSF小説では決して味わえません!やはりフィリップさんは天才的!時は1992年のニューヨーク。「超能力」や死者との会話を楽しめる「半生命」など、感覚的な精神が発達した未来の世界。過去に遡る「時間退行」現象に巻き込まれ、命の危険に恐怖するジョーが、UBIKという特効薬を使って、この事態を食い止めようと奮闘する話です。未来を自由に操るという発想には度肝を抜かされました。でも、人間が時間や寿命を自由に操れてしまうとしたら、道徳や倫理観が崩壊してしまいそうで怖いです。

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