フアン・パブロ・ビジャロボス

Individuals/organizations Page

Books

犬売ります

フアン・パブロ・ビジャロボス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801004382
ISBN 10 : 4801004385
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

画家を志した親子二代の物語。画家の夢は叶わず、タコス屋に身をやつしたテオは、引退後アドルノの『美の理論』を座右に、日常の諸問題に対処している。彼と、マンションのロビーで読書会を主宰するフランチェスカ、革命家シンパの八百屋の女将ジュリエットの三角関係を軸に、モルモン教布教者、毛沢東主義者、動物虐待取締局の役人、ゴキブリの群れがメキシコ・シティーでくりひろげる虚々実々のメタフィクション。

【著者紹介】
ファン・パブロ・ビジャロボス : 1973年、メキシコ・ハリスコ州グアダラハラに生まれる。ベラクルス大学卒業。EUの奨学金をえてスペイン・バルセロナ自治大学留学。トイレの人間工学や、勃起不全を改善するための医薬品の効果を研究した時期もあったが、やがて文学に専念。2010年、子供の視点からメキシコ社会の問題を描いた『巣窟の祭典』でデビュー。数年、ブラジルで暮らし、現在、バルセロナ在住。そのほかの主な作品に、現代社会の狂気を笑い飛ばした、エラルデ賞受賞作『ぼくの話を信じてくれと誰にも頼むつもりはない』(2016年)などがある

平田渡 : 1946年、福岡県に生まれる。1967年から68年までスペイン・セビリア大学文学部に留学。1973年、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科イスパニア語修士課程修了。関西大学名誉教授。専攻、スペインおよびラテンアメリカの文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • rinakko

    すこぶる面白かった。メキシコ・シティーの下町にて、古ぼけたマンションで繰り広げられる高齢者の老獪バトルは、若者も巻き込んでの狂騒へとなだれ込む‥。けど、その応酬が滑稽でどこか可愛くて堪らない。絵描きくずれの元タコス屋テオ、読書会(ほぼ強制参加、なのじゃが)を仕切りまくる老嬢フランチェスカ、八百屋の女将ジュリエット‥皆、年季入り過ぎの曲者ぶりが楽しかった。「つまり、探さざる者、発見に至らず、ですな」

  • 刳森伸一

    メキシコシティの老人マンションに暮らす主人公の男を中心に一癖も二癖もある連中(多くは老人)が織りなす長篇小説。メタフィクションの要素を取り入れながらも小難しい感じは一切なく、終始コメディタッチで思わず笑ってしまう。

  • ユカ

    なんなの、小説家だと言われ続けると小説家になるの?「〜かしらん」がクセになる。

  • Mark.jr

    こんなちゃんと読めるのに、どんな物語なのか全く説明できない、煙に巻かれたような本、久々に読みました。

  • kan143

    メキシコ出身の作家の長編。いわゆるマジックリアリズムの系列になるのかな。ちとわかりにくいところもあったけど、なかなか面白い

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items