ファン・ラモン ヒメネス

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プラテーロとわたし

ファン・ラモン ヒメネス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784652079812
ISBN 10 : 4652079818
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

プラテーロは、小さくてふんわりとした綿毛のロバ。その瞳のきらめきは、かたい黒水晶のカブト虫のよう…。この世のありとあらゆる美しいものが詰まった珠玉の136編。世界中の人々が愛したノーベル文学賞受賞作。

【著者紹介】
ファン・ラモン・ヒメネス : 詩人。1881年スペインアンダルシア・モゲールに生まれる。十七歳の時に初めて詩を発表する。スペイン内乱とともに、プエルトリコ、キューバ、アメリカと各地に移り住む。1956年、ノーベル賞を授与される。1958年死去。享年七六歳

長新太 : 1927年東京都生まれ。漫画家・絵本作家。1959年「おしゃべりなたまごやき」で、文藝春秋漫画賞受賞。国際アンデルセン賞優良作品、巌谷小波文芸賞、小学館絵画賞、日本絵本賞など多数受賞。2005年死去。享年七七歳

伊藤武好 : 1945年東京外国語大学スペイン語科卒。51年外務省入省、スペイン及びラテンアメリカ七カ国の日本大使館に在勤し89年退職。元ボリビア大使。2002年死去、享年七六歳

伊藤百合子 : 1943年日本女子大学現・社会福祉学科卒。52年武好と結婚、56年文雄をもうけるが84年コロンビア・ハベリアナ大大学院留学中二七歳で客死。大学では両親の寄付金を基に「フミオイトウ財団」を設立、年間二名の奨学金給付と優良図書三冊の出版を二十年間継続し、現在も図書出版事業を継続中。2003年より自宅を財団の日本支部としてお話と音楽の集いを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 榊原 香織

    ロバの大きな黒い瞳、長いまつげ。 日本ではあまり見かけないけど、可愛いんでしょうね。 詩人のロバ愛が極まった田園詩。 日本でも江戸時代タヌキ愛を極めた文人がいたような。 色彩感覚が素晴らしい、美しい砂糖菓子のような作品。 読んだ後、溶けてすべて忘れてしまいそう。 でも好きです、これ。

  • 帽子を編みます

    読友さんとの話題から読みました。エッセイのような散文詩でしょうか、愛ロバのプラテーロに詩人が語ります。優しい語り口、穏やかなひととき。かといえば、お化けの仮装でいたずらをしていた若い娘が雷に打たれて死んでしまったり、病気の子がひっそり亡くなったり、悲しい章もあります。素朴な暮らし、日々の美しさ。自分の名前のスタンプを注文して押しまくる章も面白いです。挿し絵が長新太、力の抜けたとぼけた絵が合っています。小首をかしげて花を背にいっぱい積むプラテーロ、一等賞にパセリの冠を貰って笑うプラテーロの絵が好きです。

  • よこたん

    “なめらかに固い、かがやく大きな目で、じっと私を見つめる。その目の中の黒っぽいみどり色をした凸状の大空では、小さな小さな太陽が、きらきらと光っている。” ロバのプラテーロと、詩人の私の日々の歩み。何気ない日常の中の景色や出来事、湧きあがる感情を優しく時に茶目っ気たっぷりに傍らの相棒に語りかける。人とロバ、同じ言葉を持たなくとも、通じ合うものがある。突然の別れに涙が溢れた。もういないプラテーロへの呼び掛けが、土深く空高くへと届いていることを私も願う。長新太さんのシンプルな挿絵のプラテーロがとても愛おしい。

  • みねたか@

    小さくて、ふんわりとした綿毛のロバ。かたい黒水晶のカブト虫のような瞳のきらめき。詩人はプラテーロに、友のように、恋人のように、時に父親のように語りかける。コローナの松の木や、古い泉、清らかな夜について。互いへの信頼と愛情があふれ出てきて何とも温かいおだやかな気持ちになる。この本とともに過ごした1か月、安らかな眠りに誘ってくれたことに感謝。

  • aloha0307

    江國さんの著作がきっかけで読んでみました。プラテーロとは、小さくてふんわりとした銀色のロバです。詩人はプラテーロに絶え間なく語りかけます。風景や季節を織り込んだことばは本当に美しく、未だ見ぬアンダルシアの風、自然の小さな音まで聞こえるようです。なんとも静かな世界✿ 厳しい言葉を放つ偏見に満ちた人々の言葉や瞳...無常観が痛いほどに伝わってきます。前足を折ってしまったプラテーロ そしてお別れ(;_;) これからは永遠のなかに生きる 「赤い夜明けの太陽を、いつも自分のものにしているから」と最後の呼びかけ...

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