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「世界の終わり」の地政学 野蛮化する経済の悲劇を読む 下 集英社シリーズ・コモン

ピーター ゼイハン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087370058
ISBN 10 : 4087370054
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本人はまだ知らない。脱グローバル経済がもたらす衝撃。
エネルギー、資源、食糧。無慈悲な未来を日本はどう生きるのか。

★40万部突破の全米ベストセラー!
☆フィナンシャル・タイムズ紙「最優秀図書賞」(読者選出)受賞!
★世界中が刮目!
 イアン・ブレマー氏(『Gゼロ後の世界』)、絶賛!
「経済地理学・人口学・歴史学を総合した、常識を破る、鋭い地政学理論」
 白井聡氏(『武器としての資本論』)、感嘆!
「米国が脱グローバル化に舵を切る。驚きの未来像がここにある!」

☆概要
すでに不穏な兆しが漂うグローバル経済。それは一時の変調なのか。いや、そうではない。米国が主導してきた「秩序」、すなわちグローバル化した「世界の終わり」なのだ。無秩序の時代には、経済も政治も、文明そのものも野蛮化していく。しかも世界中で人口が減少し、高齢化していくなかで軌道修正も困難だ。そのなかで生き残っていく国々とは?
地政学ストラテジストが無慈悲な未来を豊富なデータともに仔細に描き、全米を激しく揺さぶった超話題作!

★おもな内容
・いよいよアメリカが「世界の警察」の役割を捨て、西半球にひきこもる。
・脱グローバル化で、世界経済に何が起きるのか。
・今後、大きなリスクにさらされる海運。製造業がこうむるダメージとは?
・過去七〇年の成長を支えてきた、豊かな資本。それが、世界的に枯渇してしまう理由。
・世界的な人口減少。日本人が見落としていた壁とは?
・世界のモデル国・日本を、他国が見習うことができないのはなぜ?
・エネルギーや資源の調達は、今後も可能なのか?
・グリーン・テクノロジーでは未来を支えられない、その理由。
・日本が食糧危機から逃れるために、すべきこと。
・「アメリカの世紀」のあと、覇権を握る国はどこなのか。

【下巻・目次】
第4部 エネルギー
第5部 工業用原材料
第6部 製造業
第7部 農業

【プロフィール】
著者:ピーター・ゼイハン
地政学ストラテジスト。在オーストラリア米国務省、民間諜報会社ストラトフォーのバイス・プレジデントなどを経て、2012年に自身のコンサルティング会社ゼイハン・オン・ジオポリティックスを設立。エネルギー大手企業、金融機関から米軍まで、幅広い分野のクライアントを抱える。主な著作に『地政学で読む世界覇権2030』など。

訳者:長尾莉紗
英語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒。主な訳書に『確率思考』、共訳書に『約束の地』『マイ・ストーリー』『フェイスブックの失墜』など。


【著者紹介】
ピーター ゼイハン : 地政学ストラテジスト。在オーストラリア米国務省、民間諜報会社ストラトフォーのバイス・プレジデントなどを経て、2012年に自身のコンサルティング会社ゼイハン・オン・ジオポリティックスを設立。エネルギー大手企業、金融機関から米軍まで、幅広い分野のクライアントを抱える

長尾莉紗 : 英語翻訳者。早稲田大学政治経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 練りようかん

    世界中が少子化になると労働力や物資の不足が起こるのはわかるが、長距離輸送の混乱までは考えが至っていなかった。不安定な供給に地理的条件と自国のスペックでどう対処するか、各国の動きをシュミレーションした未来地図が書かれていて、世界の目でみる日本の強みと弱みが面白い。トランプ関税や米の生産量などもう言い当ててる?と思うところもありとっても興味深かった。石油問題では今後エネルギー確保は難しくなるが、未来の原材料コバルトは逆予想で政府が舵を切るかに注目だ。そして驚くほど大変なのがドイツ。大戦を匂わす言い回しが怖い。

  • すくすく

    上巻に続けて製造、資源、農業について触れる本書。トランプが自国主義を突き進む背景の説明は類に事欠かない。アメリカ以外の各国は困ることになるけれどアメリカは大丈夫!的な記載が続くため、上巻ほどの引き込まれる感じはないが、1人の著者でここまでの視点視野を与えてくれるという意味では圧巻としか言いようがない。自分なりの考え方を持った上で本書を読むと世界情勢を見る目が変わるのではないか?面白い読書体験であった

  • turtle

    この下巻も読み応え満点でした。エネルギー、工業用原材料、製造業、農業を切り口として地政学的に世界はどのように進むのか。上巻にも通じますが、地政学上のアメリカの絶対的な優位性と対照的な中国の没落。極端過ぎるきらいはありますが、中国を恐れるだけではなく、そういう視点も持っていたほうが健全だと思いました。また、本書で非常に高く評価されている日本の海軍力、これはもっと国内でも評価されて欲しいと感じました。

  • 一言で言えばアメリカが世界の警察を辞め、人口の高齢化が進めば治安、経済が極めて悪化するという論旨 様々なデータを用いて語られる近未来は 説得力があり、読んでいて暗い気持ちになる アメリカが過大評価、中国が過小評価かなとも思った

  • kamekichi29

    グローバル化が崩壊し、秩序がなくなって、一番危ないのは中国みたいだ。アメリカは地政学的にいろんな点で、良いところらしい。 日本の軍事力がかなり高いような記述が多かったけど、そういうもんだろうか。

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