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生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学

ピーター ウォード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309253404
ISBN 10 : 4309253407
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物は幾度もの大量絶滅を経験し、スノーボールアースや酸素濃度といった地球環境の劇的な変化に適応することで進化しつづけてきた。生命はどこでどのように誕生し、何が進化を推し進めたのかを、宇宙生物学や地球生物学といった最新の研究結果をもとに解き明かし、生物の生き残りをかけた巧妙な戦略と苦闘の歴史を新たな視点で書き直す!

目次 : 時を読む/ 地球の誕生―四六億年前〜四五億年前/ 生と死、そしてその中間に位置するもの/ 生命はどこでどのように生まれたのか―四二億(?)年前〜三五億年前/ 酸素の登場―三五億年前〜二〇億年前/ 動物出現までの退屈な一〇億年―二〇億年前〜一〇億年前/ 凍りついた地球と動物の進化―八億五〇〇〇万年前〜六億三五〇〇万年前/ カンブリア爆発と真の極移動―六億年前〜五億年前/ オルドビス紀とデボン紀における動物の発展―五億年前〜三億六〇〇〇年前/ 生物の陸上進出―四億七五〇〇万年前〜三億年前/ 節足動物の時代―三億五〇〇〇万年前〜三億年前/ 大絶滅−酸素欠乏と硫化水素―二億五二〇〇万年前〜二億五〇〇〇万年前/ 三畳紀爆発―二億五二〇〇万年前〜二億年前/ 低酸素世界における恐竜の覇権―二億三〇〇〇万年前〜一億八〇〇〇万年前/ 温室化した海―二億年前〜六五〇〇万年前/ 恐竜の死―六五〇〇万年前/ ようやく訪れた第三の哺乳類時代―六五〇〇万年前〜五〇〇〇万年前/ 鳥類の時代―五〇〇〇万年前〜二五〇万年前/ 人類ど一〇度目の絶滅―二五〇万年前〜現在/ 地球生命の把握可能な未来

【著者紹介】
ピーター ウォード : シアトルのワシントン大学生物学教授にして、地球科学および宇宙科学の教授。数多くのドキュメンタリー番組にも出演。2009年には自身が制作した8時間のテレビシリーズ『アニマル・アルマゲドン』が放映された

ジョゼフ・カーシュヴィンク : プリンストン大学で博士号を取得。カリフォルニア工科大学における地球生物学のニコ・アンド・マリリン・ヴァン・ウィンゲン記念教授。「スノーボールアース」(全球凍結)を発見したことで知られる。また、動物がナビゲーションに使用する微小な磁性物質を発見し、生物の進化を促した地球の自転軸の大規模な移動についても指摘した

梶山あゆみ : 東京都立大学人文学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    NHKフロンティア「地磁気と生命」にて、カーシュヴィングの名に再会: 「生命は火星で誕生」とあるように、著者らは、生命は地球上での誕生は難しく、誕生しなかったと考えている。生命が火星で誕生となると、生命誕生の困難をよそに(先に)伸ばしただけと思えなくもないが、案外と生命誕生の条件がありえるという主張も面白い。本書を読んで感じることの一つは、宇宙論(暗黒物質の重みと解明)もだが、生物学も生命像も含めパラダイムシフトが現に起きつつあるという実感である。

  • 姉勤

    物質に代謝とコピー&ペースト、そして進化が生まれた数十億年前。本書は最新の学説で生物の起源を探り、現代までの進化と未来を考察する。厚手の本だが、46億年を載せるなら檄薄の本と云えるほどよくまとまっている。地球史であり、誕生史、絶滅史でもある。最新の科学技術はミクロ、マクロの情報を地中から取り出し、新たな発見と訂正は日々書き換わり、馴染みのある学説は所々否定されていた。過去に9回起こった大規模な絶滅が、のちの進化と多様性をもたらした。次の10番目はヒトによる道連れ絶滅がほぼ確定なら新たな生物のカタチは如何。

  • AICHAN

    図書館本。渾身ルポ『絶対貧困―世界リアル貧困学講義』を読んだ後で学術書のようなこういう本を読むべきではないと、読み始めてすぐ気づいた。『絶対貧困…』では世界各地の最貧困者たちをどうしたら救えるか考える学術的研究があってもよいが、それだけでは最貧困者たちを救うことはできないと書いてあった。読んで確かにその通りだと思った。なのに『生物はなぜ誕生したのか』という真面目な学術書を手にしても、私の頭の中は「貧困」で渦巻いていて、読んでも頭に入らなかった。それに分厚くて、で少し読んだだけで断念した。

  • テツ

    専門的な知識は皆無なんですがこの手の本は読み物として大好き。地球上の生命は幾度もの全滅の危機を乗り越え生き延びてきた。そしておそらくこの瞬間のホモサピエンスの繁栄も大絶滅と大絶滅の間の束の間の出来事にすぎない。僕たち現存在は本質的に死に直面しているのだという事実を哲学から離れた場所で突きつけられる。生命が誕生した意味。思考する我々がここに在る意味。やがて全てが消え去る意味。塵芥のような在り方に絶望してしまう。何処から来て何処に行くのか。答えが与えられる日はやってくるのだろうか。

  • わたなべよしお

     なかなか面白かった。地球最初の生命の起源が地球にはない〜なんてこともありそうだし、生物の絶滅に絡む酸素と二酸化炭素量の推移などは説得力もあった。ただ著者らは研究者なので完全に中立な立場ではなく、ここに書かれていることが100%確定したものではないだろう。とはいえ、素人でも生命史に関する最新の知見を得ることが出来るという点は間違いない。

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