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生物はなぜ誕生したのか 生命の起源と進化の最新科学 河出文庫

ピーター ウォード

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309467177
ISBN 10 : 4309467172
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

生物は幾度もの大量絶滅を経験し、スノーボールアースや酸素濃度の増減といった地球環境の劇的な変化に適応することで進化しつづけてきた。生命はどこでどのように誕生し、何が進化を推し進めたのかを、宇宙生物学や地球生物学といった最新の研究結果をもとに解明。生物の生き残りをかけた巧妙な戦略と苦闘の歴史を新たな視点で描き出す!

目次 : 時を読む/ 地球の誕生―四六億年前〜四五億年前/ 生と死、そしてその中間に位置するもの/ 生命はどこでどのように生まれたのか―四二億(?)年前〜三五億年前/ 酸素の登場―三五億年前〜二〇億年前/ 動物出現までの退屈な一〇億年―二〇億年前〜一〇億年前/ 凍りついた地球と動物の進化―八億五〇〇〇万年前〜六億三五〇〇万年前/ カンブリア爆発と真の極移動―六億年前〜五億年前/ オルドビス紀とデボン紀における動物の発展―五億年前〜三億六〇〇〇万年前/ 生物の陸上進出―四億七五〇〇万年前〜三億年/ 節足動物の時代―3億5000万年前〜3億年前/ 大絶滅‐酸素欠乏と硫化水素―2億5200万年前〜2億5000年前/ 三畳紀爆発―2億5200万年前〜2億年前/ 低酸素世界における恐竜の覇権―2億3000万年前〜1億8000万年前/ 温室化した海―2億年前〜6500万年前/ 恐竜の死―6500万年前/ ようやく訪れた第三の哺乳類時代―6500万年前〜5000万年前/ 鳥類の時代―5000万年前〜250万年前/ 人類と10度目の絶滅―250万年前〜現在/ 地球生命の把握可能な未来

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • へくとぱすかる

    地球史、古生物学は、つねに塗りかえられていることを改めて感じ入った。分厚さの中に、驚くような知見があふれ、読み通すまでに、ものすごく時間がかかった。21世紀に入ってから判明した事実には目のウロコが落ちる。前世紀に出た本など、歴史的文献になってしまいそうだ。私の好きなエディアカラ生物(笑)が、どうして化石として残ったのか。その理由から当時の環境を復元できることに恐れいる。もっとも興味深いのは、生物がどうやって無生物から生まれたか。本書を読むと、ミラーの実験やオパーリンの仮説が実に素朴だと感じられるはず。

  • シタン

    この世で一番面白い歴史は生命史だと思っている。マルチメディアこどもずかんの恐竜編を遊び尽くした少年時代は宝物(宇宙編も)。科学の醍醐味の一つは更新性にあり。過去に得た知識はすぐ古くなるし、2015年に書かれたこの本の内容も既に古い可能性あり。その一方で、たとえ間違っていても文学として読み継がれるべき書物が存在してしまうのは何故なのか。本書でも言及があるワンダフルライフなど。残念ながら本書はそれには当てはならないと思われる。キーワードはスノーボールアース、酸素濃度、パンスペルミア説(ゼノギアス好き必見!)。

  • らむだ

    46億年前から現在までの壮大な地球史・生命史を様々な研究分野の成果から辿り、生命の起源と進化の謎を探った1冊。難しい話題もあるなかで初学者にも読みやすい構成・内容になっている。

  • ダージリン

    大量絶滅イベントを経て、生物がどのように進化していったかを描き出す。この分野はあまり知識がないが、新しい学説がふんだんに盛り込まれているらしく、グイグイ引き込まれた。地球史の中で、酸素濃度、二酸化炭素濃度の変化、隕石の落下などにより、気温や環境の大激変が幾度も起こる。メタンや、硫化水素なども生命の歴史には大きく影響した。大量絶滅と同時に、環境に適応して進化し、逞しく生き抜いてきた生命に感嘆する。人間が主役に躍り出たのも偶然にすぎないように思える。隕石が落ちずに恐竜が滅びなければどんな世界になっていたのか。

  • でろり〜ん

    とても興味深く読みました。好い一冊。そですよね、生きていくうえで当然考慮しなければいけない環境ってものに、こういう形で言及した本に初めて出合った感じです。でもあれだ、タイトルの邦訳の「なぜ」はどこにも無いですね。ただNEW HISTORYなんだから当たり前なんでしょうけれど。ウマイ訳だとは思いますが、してやられた感じもします。解りやすく、といいながら、こういう文章を訳すのは難しいんでしょう、とは思いながら、日本語的に文意が不明な個所もありました。ま、読む側の頭のレベルといわれればそれまでなんですけれどね。

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