ピーター・j・マクミラン

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「百人一首」 11月 100分 De 名著

ピーター・j・マクミラン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784142231690
ISBN 10 : 4142231693
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

100の和歌に込められた日本人の心を、現代的な解釈でたのしむ!

勅撰和歌集の中から百人の異なる歌人の歌を一首ずつ収めた『百人一首』。『百人一首』に収められた歌は飛鳥時代の天智天皇のものから鎌倉時代の順徳天皇のものまで、約500年間にわたっており、それらが年代順に並べられています。
『百人一首』の撰者は、平安時代末期から鎌倉時代にかけての歌人・藤原定家とされてきましたが、近年の研究では、彼が選んだのは百一首からなる『百人秀歌』というもので、『百人一首』はその改訂版だともいわれています。『百人一首』は和歌の入門書として普及し、江戸時代にはかるた遊びとなり、現在まで親しまれています。最も広まり定着した古典の一つと言えるでしょう。今回は『百人一首』を大きく4つのポイントから捉えていきます。
第1回では『百人一首』の特殊性について、西洋の詩との比較や『百人一首』を取り巻く様々な謎も取り上げながら考えてみます。第2回は古典入門として、和歌とは何か、詩とはどう違うのかを考察し、創作のテクニックについてもご紹介します。第3回では、『百人一首』が日本文化の中でこれほどまでに広く浸透し、日本人のDNAの一部となるに至った理由のひとつである『百人一首』の「リメイク(再創造)」の例をご紹介します。第4回では、これからの千年という視点で『百人一首』について考えます。次世代への継承や、受け継いでいくための活動として、世界に広める試みなどをご紹介します。各回の最後には、講師による『百人一首』歌の英訳・超訳(現代語アレンジ)も収載。より現代的な理解を模索します。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • れみ

    NHK-Eテレ「100分de名著」2024年11月のテキスト。飛鳥時代から鎌倉時代までの百人の歌を集めた和歌集「百人一首」について解説。学校の授業で和歌を勉強したときは、掛詞とかそういうのが難しくて苦手意識があったけど、久々に学び直して、限られた文字数で多くのものを描こうとする奥深さに触れることができて良かった。解説のピーター・マクミランさんが、もともと英語で詩を作る方だからこそ和歌の世界に惹かれ、百人一首を英語で楽しもうというところまでたどり着いているのがまた凄いなあと思った。

  • もえ

    『百人一首』は遥か昔の高校生の頃かるた部に入って百首全て覚えたが、和歌の中身までじっくり味わうことは殆ど無かった。ピーター・j・マクミランさんは、西洋の詩との比較で外から見た和歌の魅力や、枕詞・序詞・掛詞・縁語・歌枕等の和歌の持つ技法的な魅力をわかりやすく解説していて、『百人一首』をあらためて読み返してみたくなった。『百人一首』は様々な形でリメイクもされていて、「超訳」も新しい試みとして面白いと思う。「日本人のアイデンティティ」としての『百人一首』はこれからも愛されながら新しい形で受け継がれていくだろう。

  • どりーむとら   本を読むことでよりよく生きたい

     詩というものと散文の違いが分かったような気がした。詩とは言葉の美しさとリズムによって、文字を超えてさらに深い味わいを呼び起こすものだという説明は腑に落ちた。枕言詞、序詞、掛詞、縁語、本歌取りなどの技法を使いわずか31文字の中に世界を描いていることが説明されていた。恋の歌が多いけれども、わびしさなどを感じる歌、情景を鮮やかに描く歌などがある。私は、「大江山いく野の道の遠ければまだふみもみず天橋立」が才気あふれて好きです。日本語の素晴らしさを感じた。

  • GELC

    源氏物語の回でも感じられた、古語を英語訳することで、改めて歌に込められた意味を認識できる体験が今回もあってワクワクした。超訳はすごく大胆な読み替え。番組も興味深く視聴できそうで楽しみだ。

  • さとまる

    放送の第1回を観て購入。中一の時にカルタとして初めて百人一首に触れ、その後も正月によくやっていたけどそれぞれの歌をしっかり味わったことはなかった。放送を見て、この本を読んで、和歌はあくまでも「歌」であり文字ではなく耳で楽しみ味わうものであり、そのための枕詞であり序詞であり縁語であることを初めて理解した。現代のリメイクとして「超訳」が出てきたが、これが面白い。自分でもやってみたいな。

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