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ISBN 10 : 4846017869
Content Description
福島の原発事故を受け開催された、原子力エネルギーをめぐる二つの重要な国際会議「フクシマ・プロジェクト」の成果。ノーベル平和賞ICAN創設者をはじめとする、核問題の専門家が内外から参加。各国の原子力政策、原発推進の真のコスト、ポスト原子力の未来等、東アジアにおける原子力の現状と課題を浮き彫りにする。
目次 : アジアにおける原子力エネルギー/ 第1部 原子力産業の現状(福島原発事故以降における日本の原子力政策の諸問題/ フランスという例外―フランスの原子力産業、およびそれが新たなエネルギーシステムへの移行を目指す政治的計画に与える影響 ほか)/ 第2部 国別研究(新標準?中国における核エネルギーの将来性の変化/ 韓国原子力産業の政策と慣行への反対運動 ほか)/ 第3部 原発推進の真のコスト(電離放射線が健康に与える影響/ 原子力とその生態学的副産物―チェルノブイリとフクシマの教訓)/ 第4部 ポスト原子力の未来(原子炉の廃炉/ 持続可能エネルギーという選択肢 ほか)
【著者紹介】
ピーター・ヴァン・ネス : オーストラリア国立大学(ANU)国際関係学部に客員研究員として所属するとともに、東アジアにおける原子力を論じた本プロジェクトでとりまとめ役を果たした。中国の外交政策およびアジア太平洋地域の国際関係の専門家であり、毛沢東時代における中国の革命支援、社会主義体制下での市場改革、アジアにおける人権論争、そしてブッシュ・ドクトリンに対するアジアの反応についての著書がある。また学術誌のみならずニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ザ・ネーションの各紙に記事を寄稿している。長年にわたりデンバー大学国際学大学院に所属する傍ら、社会科学研究評議会ならびにアメリカ学術団体評議会から助成を受けるとともに、フルブライト特別研究員として日本を2度訪れている。また慶應大学と東京大学を含む4大学で教鞭をとる一方、ANU、ミシガン大学中国研究センター、ウッドロー・ウィルソン国際研究者センター(ワシントンD.C.)、そして台北で実施された中国語研究大学間プログラムに特別研究員として携わっている。カリフォルニア大学バークレー校で博士号を取得
メル・ガートフ : ポートランド州立大学(オレゴン州)名誉教授(政治学)、およびAsian Perspective誌上級編集員。過去にRANDコーポレーション(1966〜71)やカリフォルニア大学リバーサイド校(1971〜86)で勤務した経験を持つ
生田目学文 : 東北福祉大学(TFU)総合マネジメント学部教授。専門分野は国際安全保障・人間の安全保障。早稲田大学第一文学部(社会学専修)卒、米国デンバー大学ジョセフ・コーベル国際学大学院で博士課程修了、博士号(国際政治学)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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