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古代末期の世界 ローマ帝国はなぜキリスト教化したか?

ピーター・ブラウン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887083547
ISBN 10 : 4887083548
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2006
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代末期、地中海世界に「革命」が起こった。激動の時代を人々はいかに生きたか。鬼才P.ブラウンが、読者を追体験の世界へ導く。古代末期を中世への移行期とするのでなく、独自の文化的世界と見なす画期的な書。

【著者紹介】
ピーター・ロバート・ラモントブラウン : 1935年ダブリン(アイルランド)に生まれる。1956年ニュー・カレッジ(オックスフォード大学)を卒業後、同大学のオール・ソウル・カレッジでフェロー(特別研究員)に就任。1970年マートン・カレッジ(オックスフォード大学)のレクチャラーに就任(兼務)。1975年ロイヤル・ハロウエ・カレッジ(ロンドン大学)の教授に就任。1978年カリフォルニア大学(バークレー校)の教授に就任。1986年プリンストン大学のロリンズ記念講座(歴史学)教授に就任、現在にいたる

宮島直機 : 1942年岐阜県に生まれる。1966年東京大学・法学部を卒業。同年、中央大学・法学部の助手に就任。1978年中央大学・法学部の教授に就任、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 組織液

    それまで「蛮族の侵入」「キリスト教の授与」などを原因に語られていたローマ帝国の衰退と滅亡という概念に、一石を投じた名著です。前々から読みたいと思っていました。この本では古代末期は衰退と滅亡の時代という考えをやめ、西欧(カトリック教圏)、東欧(東方正教圏)、近東(イスラム圏)がそれぞれ独自の道を歩み始めた時代とし、その中(特に地中海周辺)で伝統的勢力と新興勢力がせめぎ合っていたとしています。そしてその二つを繋げていたのが古代の古典教養だったと… 今度ギリシアやヘレニズム文化も少し勉強してみます。

  • yooou

    ☆☆☆☆★ 期待以上の内容で大満足でした。キリスト教・イスラム教の布教と衝突の歴史がすこし理解できるようになったと思います。

  • 刳森伸一

    ローマがどのようにしてキリスト教の国になったかを中心に、古代末期の社会変化や「革命」を描きだす。強引なところもあるが、論考としては面白い。ただ、もう今となっては古いところもあるので、内容にどの程度信を置いてよいのかはよく分からない。

  • amemosky

    ローマ帝国が東西分裂してからイスラム帝国の時代までを概観し、直接「なぜキリスト教化したか」を論じる内容ではないですが。キリスト教化したローマ帝国=ビザンツととらえました。ローマは領土拡大した結果、辺境の属州から皇帝になるものが出るようになり、社会階層の転換が起きた。新興の都市住民は、農耕をベースとした古来の神々でなく、都市の宗教キリスト教を受容していた。という理解でいいでしょうか? ビザンツ帝国ーササン朝ペルシャーイスラム帝国へと古代の文化が引き継がれていく影響関係もたいへん興味深く読みました。

  • 児玉

    ローマ帝国がキリスト教化した要因についても知ることが出来るし、斜陽の西ローマを元老院議員や地方の人々がどのように受け止めていたのかも知ることが出来る。

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