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シルクロード全史 上 文明と欲望の十字路

ピーター・フランコパン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309228143
ISBN 10 : 4309228143
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

繁栄とともに災いがやってくる。交易のみならず、死や暴力、病気、神までが運ばれた。アレクサンドロス大王、イスラム、十字軍、モンゴル帝国、大航海時代―世界支配をかけた争いの歴史!25カ国で刊行、世界100万部のベストセラー!

目次 : シルクロードの創造/ 信仰の道/ 東へのキリスト教伝道の道/ 革命への道/ 調和への道/ 毛皮の道/ 奴隷の道/ 天国への道/ 地獄への道/ 死と破壊の道/ 金の道/ 銀の道/ 北ヨーロッパへの道

【著者紹介】
ピーター・フランコパン : 1971年ロンドン生まれ。オックスフォード大学ウースター・カレッジ歴史学教授、スタヴロス・ニアルコス財団ビザンツ研究センター所長。専門分野は地中海、ロシア、中東、中央アジアなどの歴史、またそれらの地におけるキリスト教とイラスム教の関係についても研究をおこなっている。古代ギリシア文学への造詣も深い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 羊山羊

    シルクロードというテーマを通してグローバル・ヒストリーを書ききる1冊。宗教・経済・暴力がひっきりなしに行き交い、中央アジアを最大活用しようとしあうのがシルクロードという世界史だった。面白いのは、本著を通して奪い合われる中央アジアは、自らが伸びて大国となることはほとんどなかったということだ。強いて言うならモンゴル帝国や遊牧民族。国同士の戦闘様式が固まってきた所で、津波の様にやってきてすべてをぶっ壊していく様は凄まじいの一言。その衰退の速さも。

  • MUNEKAZ

    イギリス人史家によるシルクロード史。上巻は古代から17世紀後半まで。本書は中東のイスラム世界と、それに関係するヨーロッパの動向がメインで、日本の研究者が同じテーマを扱うと頻出する「唐」や「ソグド人」、「突厥」といった話題はさらっと触れて終わっている。まぁイギリス人の思う「シルクロード」はこうなんですかと違和感を感じつつも、幅広い話題を扱った記述はなかなか読みごたえがあり面白い。ただ、ところどころ固有名詞の訳が「?」なものが出てくるのはどうなんでしょう。

  • AWS

    題名の通り、中央アジアの歴史の記述が多いです。世界史は人間の欲望が動かしてきたと感じるストーリーでした。人身売買に関することや十字軍の実態、それを利用して勢力拡大を図るヴェネツィア等、生々しさを感じました。その中で10世紀ごろの世界最高の知識人イブン・シーナーの記述がありました。彼は、アリストテレスの「形而上学」を40回読んでも理解できなかったと語っている部分がありました。この謙虚さというか誠実さが、この本の中で際立っていて、彼は偉大だなと思いました。

  • やす

    シルクロードの起源から中世まで。シルクロードと中東を中心に、世界全体の流れが俯瞰できる。キリスト教徒とモンゴルの協調(vsイスラム)

  • K

    古上巻では大航海時代までの世界史を概観。文明の発生地・アジアを起点に、民族大移動、世界宗教の興隆、西洋世界の台頭などを振り返ることができます。文化・物資・人類の移動ルートとしての陸のシルクロード、大航海時代に開拓され、経済活動の起点となる海のシルクロードなど。

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