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No Time To Lose (仮)-エボラとエイズと国際政治

ピーター・ピオット

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766421972
ISBN 10 : 4766421973
Format
Books
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

エボラウイルスの発見者、ピーター・ピオット氏の回顧録。HIV感染症対策の最前線に立ち続け、国際政治に翻弄されながらも、闘い続けた日々。

目次 : 第1部(青い魔法瓶の中のウイルス/ ついに冒険の旅へ ほか)/ 第2部(エボラから性感染症へ/ アメリカ、そして帰国 ほか)/ 第3部(新たな流行病/ プロジェクトSIDA ほか)/ 第4部(国際官僚として/ 水の中のサメ ほか)

【著者紹介】
ピーター・ピオット : ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院学長、元国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長。1949年ベルギー生まれ。1976年、ヘント大学でM.D.医学博士、1980年にアントワープ大学でPh.D(微生物学)取得。アントワープ熱帯医学研究所の微生物免疫学教授等を経て、1995年から2008年まで国連合同エイズ計画(UNAIDS)初代事務局長。2010年から現職。常に活動の拠点をアフリカに置き、エボラ出血熱、HIV/エイズをはじめとする感染症に関する研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • カザリ

    エボラとエイズの病理解明という科学的側面ではなく政治、予算人モノをどこにどれだけ配分するか、もぎとるかという話でした。折衝内容より、著者の感性がすごく参考になった。冒険者。そして半アウトサイダー。 所属は一時的で常に居場所を求めて挑戦する。著者は環境にすぐ適応するのにどこにいても完全に一部にならない自分の生き方を矛盾と呼ぶけれど、自らはまろうとしてそのくせ冷静でいるということは、すばらしいと思う。所属先に依存せず、利用し、常に社会に還元しようと思えば、そうなるのも当然。手段とての姿勢かなって

  • 月世界旅行したい

    おすすめ。

  • ねこけし

    私が生まれる前の時代、第二次世界大戦後の公衆衛生の発展の中で何があったか。世界で何千何百万人の死をもたらしたHIVやエボラはどの様に発生し、広まったか。たかだが数十年前からのこととは思えないほど、HIVの感染の広まりはあまりにも深い社会の闇を反映している。世界の数多の先進国と発展途上国で同時に起こった感染爆発。その国の文化や宗教、政治家の一存で変わってしまう医療や予防政策の差をどの様に埋めるのか。手が付けられないと思われた状況が国際政治の交渉と駆け引きによって徐々に改善する様子を事細かに知ることができた。

  • 太田康裕

    ピーター・ピオットは若い頃にはコンゴで、まだ名前もなかったエボラ出血熱と戦い、やがて気付いたときには蔓延していたエイズとも戦う事になる。冒険小説のような前半とポリティカルサスペンスのような後半。とうてい、ひとりの経験と思えないほどにかけ離れた世界を繋ぐのは、著者のいつまでも消えることのない「病気で苦しむ人の為に」という思いなのだ。エイズについては、これほどの人が先頭に立ってくれなかったらと思うとゾッとするほど。難しい所は多少飛ばしても良いので、この本でブレないピーター・ピオットの心に触れて欲しいと思う。

  • Yoshiki Ehara

    HIV/エイズ対策の国際政治の中心に立ち続けた元国連合同エイズ計画(UNAIDS)事務局長のピーター・ピオット氏の回顧録。冒頭のコンゴでのエボラ流行の衝撃的な現場シーンから始まり、医師・研究者としてエイズに関わり、外交官として国際交渉に臨み、UNAIDSを去るまでが描かれる。様々な立場で人類を脅かす感染症と闘うピオット氏だが、やるべき時にやるべき事に全力で取り組んだ結果、国際機関のトップに辿り着いた、というように読める。人生訓としてのカメレオンの逸話がとても印象的だった。

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