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風に散る煙 上 創元推理文庫

ピーター・トレメイン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488218287
ISBN 10 : 4488218288
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

海路カンタベリーに向かっていたフィデルマとエイダルフは、途中時化のためダヴェド王国に上陸を余儀なくされる。先を急ぎたい二人だったが、フィデルマの評判を聞きつけた国王から、小さな修道院の修道士がすべて消え失せるという不可解な出来事の謎を解いて欲しいとの要請を受ける。捜査を引き受けたフィデルマは、ダヴェド王国の判事と問題の修道院へと向かうが‥‥。王の妹にして弁護士、美貌の修道女が活躍するシリーズ第10弾。

【著者紹介】
ピーター・トレメイン : 1943年英国生まれ。本名はピーター・ベレスフォード・エリス。ケルト関係の学術書を数多く著し、学会の会長や理事もつとめる著名なケルト学者である。小説家としても精力的に活動しており、ピーター・トレメイン名義の代表作“修道女フィデルマ・シリーズ”をはじめ、ホラーやファンタジー、ピーター・マッカラン名義のスリラーなどを刊行している

田村美佐子 : 1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さつき

    旅の途中、またまた事件に巻き込まれるフィデルマとエイダルフ。夕食の最中に席を外したように人っ子一人いない修道院の描写にはぞっとしました。まだ先の読めない展開で続きが楽しみです。

  • 星落秋風五丈原

    このコンビはフィデルマがからかいつつもマウントを取り、人の好いエイダルフが許していることでバランスを保っているがエイダルフでも気分を害するポイントはある。ひとえに喧嘩にならないのは、エイダルフの寛大さによるものだ。あっぱれ。でも、ずっと続けるの、エイダルフ?今回国王じきじきの依頼で捜査を引き受けたのだから、水戸のご隠居の印籠よろしく書類を見せれば捜査はサクサク進むはず。理屈ではそうだが、いう事を聞かない地方の荒くれ者が、フィデルマを襲うあわやという場面も(自ら柔術でのしちゃうお嬢様つおい!)。

  • ぽんすけ

    相変わらず殺伐とした人間関係が渦巻いてる。イギリスっていうと一つの国って思いがちだけど今でも同君連合国家だもんね。最近よくスコットランドやウェールズの独立運動について耳にするし国民にも一つの国っていう感覚は薄いのかもしれない。作中ではまさに群雄割拠状態で、我らがエイダルフはサクソン人、事件の舞台となったウェールズはブリトン人の国で両者は不倶戴天の仲。エイダルフが事件そっちのけで命の危機を感じ怖がっているのが印象的。恐怖が先にきているためかいつも以上にドンくさい感じになってフィデルマがイライラしてたw

  • アカツキ

    修道女フィデルマ10作目。フィデルマと航海中、海が荒れてエイダルフが頭を打って気絶。途中で上陸を余儀なくされる。フィデルマの名声を聞き知ったその土地の国王から小さな修道院の修道士27人と家畜が消えた謎を解いてほしいと頼まれる。修道士の中に国王の息子がいるという…。事件の舞台と登場人物の紹介が終わったところで上巻終了。エイダルフの活躍シーンがちょこちょこあるけれど、私の中のエイダルフは頭を打って気絶する方なんだよね。

  • きょん

    サクソン人とブリトン人の勢力図が今一つ分かっていないが、力による支配が蔓延するの異国の地で、いつものフィデルマの権威が通じないのに相変わらず強気なのがさすが。

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