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9人はなぜ殺される 創元推理文庫

ピーター・スワンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488173104
ISBN 10 : 4488173101
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ある日、アメリカ各地の9人に、自分の名を含む9つの名前だけが記されたリストが郵送されてくる。差出人も意図も不明。まず、ホテルを経営する老人が溺死させられた。そして翌日、ランニング中の男性が背中を撃たれた。FBI捜査官のジェシカはリストの人々の特定にかかる。自分も、死んだふたりと同じリストを受け取っていたのだ。職業も居住地も違う9人のつながりは何なのか? 驚愕の展開の連続で読者を翻弄する極上のサスペンス!

【著者紹介】
務台夏子 : 英米文学翻訳家

ピーター・スワンソン : アメリカ、マサチューセッツ州出身。コネチカット州のトリニティ・カレッジ、マサチューセッツ大学アマースト校、エマーソン・カレッジに学ぶ。2014年に『時計仕掛けの恋人』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タツ フカガワ

    アメリカ各地に住む9人のもとに手紙が届く。中に入っていたのは、受け取った本人も含め9人の名前が記されたリスト1枚たが、他の8人に心当たりはない。FBI捜査官ジェシカもそのリストを受け取った一人で密かに調査を始める。まもなくリストにあった人物が次々と殺害されていく。9人に共通するものは何? そして誰が何のために? アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』のピーター・スワンソン版で、謎の真相を求めてさくさくと読了。面白かったです。ただ9人もの大量殺人のわりには動機が少々弱いのでは。

  • yukaring

    スワンソンがクリスティの某有名作に真っ向から挑んだら…。その面白さたるや一気読み必至の魅力的な1冊。9人の人々に届く謎の名前のリスト。自分以外は知らない名前が並んだ手紙を捨ててしまう人や何のリストか妄想する人、その中でもFBI捜査官のジェシカは何かが気になり鑑識へ手紙を廻す。そしてある日手紙を握った男性の死体が発見される。そして翌日にはもう一人…。9人の繋がりが全く見えないまま捜査は難航。次に殺されるのは誰なのか?9人はなぜ殺されるのか?謎が謎を呼ぶ展開。私が今年読んだ中では暫定1位の極上のサスペンス。

  • ケンイチミズバ

    歪んだ考えから、勝手な理屈で他人を巻き添えに死なせてしまう、現実にもある惨劇だな。犯人は財力があることから入念に準備計画し、狂ったテミスのように自分を主人公に仕立てる。その身勝手な行為は後々のため遺書的に書き残されヒントとなる書籍に挟んでおくなどまさに劇場的です。宛名のない郵便物、9人の人名だけのリストが届くことから物語は始まります。気にしない人、オーディションの合格通知かといいようにとらえる、不吉なものを感じる、職業柄、事件性を抱く。「そして誰もいなくなった」へのオマージュですが、やや劣る感が否めない。

  • aquamarine

    アメリカ各地の9人に送り付けられた、自分の名前を含む9つの名前が記されたリスト。自分以外のメンバーに心当たりはなく差出人も意図もわからない。そしてその後リストにあったメンバーが一人ずつ殺されていく…。クリスティの有名作のオマージュだが、繋がりのない9人が別々の場所で時間経過とともにそれぞれの行動を語ることになるため、特に前半は細切れで少々読みにくかった。しかし中盤以降はクリスティ作品を意識せずにいらず、様々な隠されているものを考えながら一気読み。動機が嫌すぎるが、オマージュとしてつくりや読ませ方はさすが。

  • オーウェン

    9人のバラバラな男女に送られてきた9人のリスト。 その中から1人1人と連続して殺されていく。 作中でも言及されているのがクリスティの「そして、誰もいなくなった」。 閉じ込められているわけでもないのに、順番に殺されていく9人。 共通点は何なのか、犯人の目的は何なのか。 クリスティの作品を見ていると犯人のヒントが隠されており、生き残れる人間はいるのかどうか。 最後の章では意外な人物が登場してくるので、中々の捻りだった。

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