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最終目的地

ピーター・カメロン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784105900755
ISBN 10 : 4105900757
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不幸は長く続かない。幸福が長く続かないように…。南米ウルグアイの人里離れた邸宅を舞台に繰り広げられる、エレガントで滑稽な愛の悲喜劇。イギリス古典小説の味わいを持つ、キャメロンの最高傑作長編。

【著者紹介】
ピーター・キャメロン : 1959年、アメリカ・ニュージャージー州生まれ。少年時代をイギリスで過ごす。ニューヨーク州ハミルトン大学卒業。86年、短篇小説集『ママがプールを洗う日』でデビューし、高い評価を得る。2002年刊行の『最終目的地』はPEN/フォークナー賞およびロサンゼルス・タイムズ文学賞の最終候補になったほか、ジェイムズ・アイヴォリー監督によって映画化されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅はこべ

    死んだ作家の実像に迫る話かと思ったら、それは謎のまま。彼の唯一の作品も内容は明らかにされず。ほとんど会話劇のよう。しゃべっているうちに、彼らは見ないようにしていた真実に気づく。停滞していた人生が動き出す。死んだ作家がそれ程魅力的に見えないのが残念。

  • NAO

    俗世間離れしているウルグアイの片田舎の辺鄙な場所に立つ広大なヨーロピアン邸宅。ナチスの迫害を逃れてきた裕福な両親が建てた家に作家と妻、作家の愛人と娘が住み、近くの製材所に作家の兄と同性の愛人が住んでいた。作家が亡くなって長い間、残った者たちは波風を立てることなく暮らしていたが、ある青年がやってきたことから、その生活が軋みだす。彼らは、実は、波が立つことを心の奥底で待っていたのだ。一人の青年が来たことで、それぞれが自分の最終目的地へと旅立っていく。ただ一人、泰然としている兄の姿には心に沁みるものがある。

  • 七色一味

    読破。表紙がとても爽やかで、それに惹かれて借りたんですが…。☆既に最終目的地のような、ある種退廃感を孕んだ物語の開始から、ぽんっと何気に放り込まれた小石がたてたさざ波が、枯れ葉や小枝が堰き止めていた淀みを崩すように、登場人物たちを更なる最終目的地めがけてゆっくりと押し流していく。何かが起こるわけではなく、ただ、今が流れていく。そんな感じの物語です。☆映画になっていたんですね。真田広之がゲイのパートナー役として。(@_@;)ですわっ(笑)

  • キムチ27

    ゆったりと流れる人生路程のロードムービーを見た思いで読了。2012年に制作された映画を以前に見ていたこともあり、一部しかない場面の記憶がぽつぽつ描写と重なった。6人の登場人物のキャラクターは会話でふんわり読み手に伝わってくるのが心地よい。翻訳者の技巧が伺えた。リアルでは未知のウルグアイの情景の雄大な広がりすら覚えさせる。各人がラストに向かって独り歩きを始め、爽やかすぎるともいえるエンド。映画と同じ名前の表題「最終目的地」は当初具体的な場所を指すのかと想像していたが実は各人の心の到達点?

  • b☆h

    ウルグアイの辺境で暮らす人々が、少しずつ変わっていく物語。満ち足りることは、きっと退屈さと背中合わせなのだろう。新しい一歩を踏み出すのはいつだって、もしかしたら大人になってからの方が難しく怖くなるのかもしれない。それでも、勇気を出して踏み出せたなら、きっと楽しいことや幸せが訪れる。いや、踏み出せた人にしか、感じることは出来ないだろう、と思わせてくれる良い終わり方だった。読み終えた後、人と会いたくなるような、愛おしさが湧き上がった。

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