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重力波を求めて ブルーバックス

ピエール・ベネトリュイ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065020272
ISBN 10 : 4065020271
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

重力―もっとも弱く、謎に包まれていた力が、この宇宙に大きな影響を与えている。アインシュタインが重力波を予言してから100年。ついに「重力波天文学」が幕を開けた。我々の宇宙観はどのように変わるのか?インフレーション、ブラックホール、量子真空、ダークエネルギー、量子重力理論…。宇宙を理解する上で欠かせない問題をやさしく解説しながら、宇宙誕生と進化の謎に迫る。

目次 : 序章 変貌する宇宙/ 第1章 重力、この未知なるもの―ガリレイ、ニュートン、アインシュタインの見解/ 第2章 一般相対性理論―重力の理論から宇宙の理論まで/ 第3章 宇宙を観察する/ 第4章 2つの無限―両者は共存できるか?/ 第5章 宇宙誕生の瞬間―インフレーションから最初の光が現れるまで/ 第6章 ダークエネルギーと量子真空/ 第7章 闇を学ぶ―ブラックホール/ 第8章 重力のさざ波―重力波とは何か/ 第9章 重力波の直接探知に成功―We did it!/ 第10章 宇宙の未来

【著者紹介】
ピエール・ビネトリュイ : 1955年生まれ。フランスの理論物理学者。欧州宇宙機関(ESA)の宇宙重力波望遠鏡(LISA)ミッションの協力メンバー。フランスにおける重力波研究の第一人者。パリ・ディドロ大学教授職を経て、2006年に同校付属の宇宙物理学研究機関APC(AstroParticule et Cosmologie)の設立メンバーとなり、2013年まで所長。2017年、逝去。1999年、ポール・ランジュバン賞など受賞

安東正樹 : 京都大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。同大学助教、国立天文台光赤外研究部重力波プロジェクト推進室准教授などを経て、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻准教授。専門は重力波天文学・相対論実験

岡田好恵 : 青山学院大学文学部仏文科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    約百年前、アインシュタインが予言した重力波の存在が、ついに観測された。本書(原書)が書きあがった頃に、そうした朗報が飛び込んできたので、本書も一部慌ただしく書き直したとか。タイムリーというべきか。重力波は極めて幽かな波なので検出するには技術の積み重ねが必要だった。日本も検出競争に名乗りを上げていたが、海外勢に先を越されたわけである。

  • mazda

    観測可能な重力波は、太陽の何倍もあるようなブラックホールの結合など、ものすごく大きな物質の減少に伴うもののようです。13億年前に実際に起こったブラックホール結合により、太陽3個分の質量が欠損したことに伴い、強大な重力波が発生、それを検出したことでアインシュタインの理論が実証されたことになります。宇宙は深いなぁ。

  • kaizen@名古屋de朝活読書会

    #説明歌 GW150914はGravitational Waveの名前 パスカルの二つの無限無限大無限小とは包含しあう 重力波レーザー干渉観測所透過鏡と共振器追加

  • bapaksejahtera

    外国人の書いた宇宙論は久しぶり。仏人学者となると更に色合いが違う。それでも啓蒙書としてはかなり分かり易い。自由落下を用いた思考実験、光のドプラー効果など基礎的な所から網羅的な説明がある。ビッグバンや空間膨張についての記述では、膨張加速度に変動があったことは不束か乍ら知らなかった。この他ブラックホールによる情報の保存、ホログラム宇宙、弦理論等について論及し、個性的である。龍安寺を用いた無の説明。東洋思想で説明するが、仏教を誤解している。重力波は最後に登場するが十分には理解不能。訳者に良い解説書があるようだ。

  • nob

    相対性理論と量子論を数式を使わずに解説する一冊。タイトルの時点で難しいが、内容もやはり難しい。スケールの大きな話で僕の脆弱な理解力じゃほとんど理解できていないと思う。ちなみに重力波の話はだいぶ後半にならないと出てこない。

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