ピエール・ブルデュー

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男性支配 ブルデュー・ライブラリー

ピエール・ブルデュー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865781083
ISBN 10 : 4865781080
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • とよぽん

    フランスの社会学者、行動する世界的な知識人として有名な著者。2002年に亡くなられている。邦訳はフランス文学研究者で、ジェンダー論とか社会学の研究者ではない。しかし、物凄く誠実に真剣に訳出されていることが、40ページに及ぶ「註」と16ページの「訳者解説」からわかる。2017年2月初版。フランスにおいても古くから男性中心社会は続いている。が、ブルデューはそれを是正していくべきだという立場。ちょっと残念なのは、タイトルが「男性支配」では、誤解を受けやすいということだ。「男性支配の終焉」ではどうか?

  • Olive

    男性支配の構造の解明を,文化人類学的視点と文学を交差させ分析する. 前者は,現在も男性支配が残るアルジェリアの農村社会を扱う.原始的要素を維持する社会は,客観的な考古学となりうるからである.そこから身体的差異が引き起こす様々な区別から,支配者の承認が起こる構造を分析している. 後者は男性支配がもたらす支配者側のジレンマを,妻が鋭い分析眼で見抜く小説,ウルフの『灯台へ』を題材にする. この二つを交差させ男性支配が時を越え,場所を違えど,支配関係の再生産が恒常的な力を持っていることを示す.

  • roughfractus02

    トランスジェンダーも含む近年のジェンダー論からすれば、本書は個々のジェンダー規範よりも社会次元での男性支配の強固さを論証するだけに思えるだろう。が、人類学の例から始める著者は、社会が非社会的な生物学的性(sex)とその行動を社会的な性(gender)に変換する際の象徴的暴力の行使を検討し、男性支配の強固さを自律的と捉えることがない。本書は、男性優位的な男女分割的統治を、「男らしさ」という象徴的暴力とし、他の男たちの前で自らの中の女性的なものに対する恐怖の中で構築される女性性との関係的観念として位置付ける。

  • SQT

    別ゼミでの課題文献で再読、男性支配が家族、教会、国家など(身近なところでは、理系-文系の対立、そして理系の方が得てして利益が大きいのに、そういうところからは女性は「向いてない」という何を根拠に、的な言説、もっともこれが男性支配のさまざまな場を通底するイデオロギーだが、排除されている)を通して作用しているということで、ブルデューの関係論的な、すなわち、名目上の権利より実質的な権利を(ディスタンクシオンにあったように、学歴をみんな手にしたらその分だけ学歴の価値が落ちて別の価値基準が出てくるよね)見ていこうと

  • SQT

    これまでのフェミニズムの議論においては、女性が家事を不釣り合いに担わされ、私的領域に属するとみなされてきたために、家庭について特に取り上げるものが多かったが、家庭だけではなく、教会、学校、国家についても同様に男性支配の論理があり、これらはすべて相同であるということを示すために、ジェンダー区分と共示的な形容詞の対応表などから議論を始め、「関係」のシステムが社会を広く覆っていることを述べる。フェミニズムのこれまでの議論について(たとえば、ボーヴォワールの一者と他者とか)ブルデューの婉曲的な語法で語るので、

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