ピエール・ブルデュー

Individuals/organizations Page

Books

「ヨーロッパ社会国家」のために 下 社会科学と社会運動 ブルデュー・ライブラリー

ピエール・ブルデュー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865780178
ISBN 10 : 4865780173
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"「社会運動」か、「国家」の再評価か?
グローバリズムに対するブルデューの「回答」の核心を明かす!
冷戦終結後、20世紀型知識人が、有効性を失なった中で、特異な「知識人」ブルデューが強靱に追究した思想とは何か。全生涯の社会的発言を集成し、旧来型の「社会運動」への挺身でも「国家」の単純な再評価でもなく、その両者を乗り越えるブルデュー思想の核心――「ヨーロッパ社会国家」構想――を初めて明かす決定版論集。

[著者紹介]
●ピエール・ブルデュー(Pierre Bourdieu, 1930-2002)高等師範学校卒業後、哲学の教授資格を取得、リセの教員となるが、55年アルジェリア戦争に徴兵。アルジェ大学助手、パリ大学助手、リール大学助教授を経て、64年、社会科学高等研究院教授。教育・文化社会学センター(現在のヨーロッパ社会学センター)を主宰し学際的共同研究を展開。81年コレージュ・ド・フランス教授。主著『ディスタンクシオン』『再生産』『芸術の規則』『パスカル的省察』『科学の科学』『自己分析』『国家貴族』(以上邦訳、藤原書店)ほか多数。

●フランク・プポー(Franck Poupeau)教育社会学者。CNRS(フランス国立科学研究センター)研究員。著書 Une sociologie d’?tat. L’?cole et ses experts. Paris: Raisons d’agir, ? Cours et travaux ?, 2003, Les m?saventures de la critique, Paris: Raisons d’agir, 2012.など。

●ティエリー・ディセポロ(Thierry Discepolo)1990年、マルセイユを拠点とする出版社アゴンヌ社を共同で創業、同時に創刊した『アゴンヌ』誌の発行人を務める。著書La Trahison des ?diteurs, Agone, 2011.など。

●櫻本陽一(さくらもと・よういち)1966年、埼玉県生まれ。1996年、パリ・ソルボンヌ(パリ第4)大学DEA(研究深化学位)取得。1999年、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻単位取得退学。和光大学現代社会学部准教授等を経て、現在、社会科学高等研究学院(EHESS)ヨーロッパ社会学センター所属。社会学専攻。訳書にブルデュー『メディア批判』(藤原書店、2000年)、論文に「フランス知識人の歴史と現在――ドレフュス事件と1995年12月」(三浦信孝編『普遍性か差異か』、藤原書店、2001年)、「グローバルな社会運動の可能性――P・ブルデュー」(三浦信孝編『来るべき〈民主主義〉』、藤原書店、2003年)他がある。"

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 1.3manen

    2002年初出。完全雇用社会。失業と排除に対して、労働時間短縮でどう闘うべきか? 平等と連帯を保証し、市民に身近で雇用を創出する公共サーヴィスはいかにあるべきか? (462頁)などの問いは、日本でも極めて重要な論点。失業者の運動が善良な貧困者と悪い貧困者、排除された人びとと失業者、失業者と給与生活者の間の、体系的に維持されている分断に異議を申し立てたこと(480頁)。文化資本の普及は、象徴的なものの領域における歴史的に不可逆的な変化であり、

  • roughfractus02

    60年代のアルジェリアから5月革命を経て科学(学問)が非政治化し、科学(学問)も専門化を徹底して物理数学科学を導入した「科学」と化し、教育の領域から玄人と素人の差別化が進んでエリートの再生産する社会を強化する。40年に渡る著者の政治的発言を辿るとフランスのみならず、20世紀後半からグローバル化する世界が類似の動向にあったように思えてくる。一方そのつどの発言からは、著者は一瞬ごとに変わりうる振る舞いや文体がある性向を作りつつある力の場を分析対象としながらその可変的な場に自ら参入して発言してきたことがわかる。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items