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ISBN 10 : 4065345804
Content Description
激動の世紀に生きたピエール=ジョゼフ・プルードン(一八〇九‐六五年)の名を知らしめた初期代表作。「所有とは盗みである」という衝撃的な命題を提示し、「最も数が多く最も貧しい階級の物質的・道徳的・知的境遇を改善する手段」とともに理想の社会を展望する。激化する格差社会の中、実力派の研究者が手がけた社会科学の古典、半世紀ぶりの新訳。
目次 : 第1章 本書が従う方法論―革命という観念/ 第2章 自然権とみなされる所有について―所有権の始動因としての先占と民法について(自然権としての所有について/ 所有権の基礎としての先占について/ 所有権の基礎および承認としての民法について)/ 第3章 所有権の始動因としての労働について(土地は専有されえない/ 普遍的同意は所有権を正当化しない ほか)/ 第4章 所有は不可能であること(証明/ 第一命題 ほか)/ 第5章 公正・不公正の概念の心理学的説明、および統治と法の原理の確定(人間および動物の道徳感覚について/ 社会性の第一段階および第二段階について ほか)
【著者紹介】
ピエール=ジョゼフ・プルードン : 1809‐65年。フランスの社会思想家。政府至上主義を批判して相互性に基づく自由で平等な社会の実現を提唱
伊多波宗周 : 1979年生まれ。京都外国語大学准教授。専門は、フランス社会哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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