Golden Dore -Mussorgsky Pictures at an Exhibition, Scriabin Preludes, Kabalevsky Rondo : Olga Zdorenko(P)

アバドとも共演した
ウクライナ出身のズドレンコによるムソルグスキー：展覧会の絵

オルガ・ズドレンコはウクライナ出身。チャイコフスキー音楽院でエウゲニ・マリーニンに師事。また、ルドルフ・ブッフビンダー、ヴィクトール・メルジャーノフ、ハンス・グラーフにも師事。2001年にローマ・サンタ・チェチーリア音楽院を優秀な成績で卒業。イタリア国内の数々のコンクールで優勝し、アバド指揮のベルリン・フィルとの共演をはじめ各国の主要オーケストラと数多く共演。現在はイタリアを拠点に活躍しています。
　ズドレンコは全ての曲を非常に端正な表現で演奏しています。『展覧会の絵』の作曲動機となった親友で画家のハルトマンの絵はどちらかというと淡い印象のものが多く、そのことに寄り添った演奏で、展覧会当日のムソルグスキーの心象が再現されたものになっています。カップリングのスクリャービンもカバレフスキーもその雰囲気を引き継ぐような選曲・演奏がされています。素晴らしいテクニックの持ち主と思われますが、それが音色に生かされていて好感の持てる仕上がりとなっています。（輸入元情報）

【収録情報】
● ムソルグスキー：展覧会の絵
● スクリャービン：6つの前奏曲 Op.13
● カバレフスキー：ロンド Op.59

　オルガ・ズドレンコ（ピアノ）

　録音時期：不詳
　録音場所：ローマ、サラ・カゼッラ・コンサートホール
　録音方式：ステレオ（デジタル）