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Arturo Benedetti Michelangeli : Bern Recital 1972 -D.Scarlatti, Schumann, Grieg (Stereo)

User Review :5.0
(2)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
SSS0208
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

またも大発見!ミケランジェリの完全初出音源!
1972年11月2日ベルン・リサイタル・ステレオ録音!!


このリサイタルはプライヴェート盤も含めて一切ソフト化されたことがありません。技術優秀なスイス放送による蔵出し音源。1972年というミケランジェリ全盛期。超絶技巧と表現力の多様さ、迫力を堪能できるアルバムの登場です。
 スカルラッティのソナタ ハ短調 K.11並びにソナタ イ長調 K.322はミケランジェリお得意のレパートリーです。しかしライヴ録音となるとモノラルや劣悪音質の物が多く、この煌くような艶やかさを誇る名演の登場は歓迎されましょう。特に憂いを含んだイ長調には、心打たれること必至。
 ミケランジェリと言えばシューマンに最も適性を示したピアニストですが、『謝肉祭』『ウィーンの謝肉祭の道化』を見事な録音で聴くことができるのも朗報です。『謝肉祭』は1973年の東京ライヴが絶美の演奏として広く知られておりますが、その一年前のライヴもかなり印象的。物語性を意識した上で、激情的な心情吐露を見せる独自の表現に感動します。音が消えゆく箇所の美しさはいつもの通り。『ウィーンの謝肉祭の道化』も超絶技巧がこれ見よがしでなく、さりげない程なのがミケランジェリの芸の高貴さの象徴です。
 さらにミケランジェリを愛する方に捧げたいのが、アンコールであるグリーグの抒情小曲集より『ゆりかごの歌』。当リサイタルの9日後に、チェリビダッケ指揮シュトゥットガルト放送響とグリーグの協奏曲を共演した際にもアンコールとして演奏。演奏の見事さは伝説ですが、如何にせんARLECCHINOレーベルはモノラルな上に音が悪すぎました。他2種のスタジオ録音も1940年代の古い演奏ばかりなので、当盤の名演は涙物です。素朴な田舎の情緒よりも官能的ともいえる色気が妖しく光る危険な演奏です。
 ジャケット写真は初来日時に辻 修氏が撮影した貴重な物です。(販売元情報)

【収録情報】
● D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K.11
● D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.322
● シューマン:謝肉祭 Op.9
● シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
● グリーグ:抒情小曲集 Op.68より『ゆりかごの歌』


 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

 録音時期:1972年11月2日
 録音場所:スイス、ベルン放送スタジオ6
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

Customer Reviews

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全盛期ミケランジェリの凄演を克明に収録し...

投稿日:2024/07/20 (土)

全盛期ミケランジェリの凄演を克明に収録した超名盤!まず得意のスカルラッティは2曲とも素晴らしいが特にK.322における爽快なまでに澄み切った音色の影から滲み出る物憂げな抒情が心を打つ。メインの謝肉祭は東京Lも良いがベルンLは更に好調で、精緻高潔かつ生々しく激的な凄絶ピアニズムは圧巻!殊に休息から終曲にかけての奔流の如き生命力と透徹しきった音色が生み出す迫力、高貴な威厳に満ちたダイナミズムは古今無双で忘我の境地!勿論、ショパン等緩徐部での高雅なロマン香る歌い口も絶美!さらに当ベルンLは真性オリジナルマスター音源で東京Lを凌駕する抜群の音質、周囲の空気の色香すら一瞬にして変化させてしまう全盛期ミケランジェリの神懸り的至芸を鮮明に捉えている!ウィーンの謝肉祭の道化も勿論最高、東京FM盤と甲乙つけがたいが、しっとりとした抒情(絶品の間奏曲!)とパリッと冴えまくる超絶技巧とのメリハリはこちらに軍配。そしてアンコールのグリーグも絶品で、HMV評にある通り妖艶なまでの色香にウットリ…音質は第1集と同じく非常にクリアで優秀、ペダリングや打鍵の重みもリアルに再現!

スノードロップ さん | 広島県 | 不明

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ベルン・リサイタルの第2集だが、収録は197...

投稿日:2021/07/02 (金)

ベルン・リサイタルの第2集だが、収録は1972年11月3日で第1集の2年4か月ほど前になる。放送スタジオでの聴衆の入ったライヴ録音だが、音質は非常に良い。弾かれているのは、スカルラッティのソナタが2曲と、シューマンの”謝肉祭”と、”ウィーンの謝肉祭の道化の計4曲。スカルラッティを冒頭に弾くのはミケランジェリのお決まりのようなものだろうか?爽やかな演奏で、拍手も当然入るが煩わしい感じさえする。この日の目玉は”謝肉祭”で、テンポは総じて早めだが、各曲ごとの緩急の付け方にメリハリがあって、ダイナミズムも完璧。ミケランジェリのピアニズムの頂点をいく素晴らしい演奏であると思う。

Ichirokagawa さん | 香川県 | 不明

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