Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• takeakisky

  読了日：2025/10/08

  オランウータンの生き方に我が身を振り返り、重ね合わせる稀有な体験ができる本。現代の都市生活者にだって必要な能力。終章、ダイアン・フォッシーにふれたところは、感傷的にならず、読む私の心をとめどなく震わせる。寂しさと希望ともに本を閉じる。誇張でなく偉大な三人。三人とも、自分がともに暮らした種が一番愛おしい、と。当たり前のようで、ぐっとくる。この本、少し面白い体裁で、下巻は378ページから。733というのは上巻から通し頁数。赤ん坊も産まれたことだし、久しぶりに多摩に行きたくなる。ジュリーが亡くなったことも知る。

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