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ヒトラーと映画(仮)総統の秘められた情熱

ビル・ニーヴン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560097625
ISBN 10 : 4560097623
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ヒトラーの権力掌握と一党独裁国家の確立、ベルリン・オリンピック、スペイン内戦、障害者「安楽死」政策、ユダヤ人絶滅政策など、ナチ・ドイツ史を追いながら、独裁者が第三帝国の映画の中心に屹立していたことを検証する。英国のドイツ現代史家による、定説に一石を投じる論考。

目次 : 第1章 ベルクホーフでの映画鑑賞―ヒトラーのホーム・シアター/ 第2章 上映禁止から制作委任へ―ヒトラー、映画産業に介入する/ 第3章 ヒトラーの映画監督―レニ・リーフェンシュタール、一九三三年のニュルンベルク党大会を撮る/ 第4章 ヒトラーを称える―『意志の勝利』と『オリンピア』/ 第5章 映画の中の総統―ドイツ映画に登場するヒトラー/ 第6章 宮廷を主宰する―ヒトラーと俳優たち/ 第7章 戦争を見守る―ヒトラーと戦時の映画/ 第8章 ジェノサイドの準備―ナチ映画『ユダヤ人ジュース』と『永遠のユダヤ人』/ 第9章 英雄からカメラ嫌いへ―ナチ戦時ニュース映画の中のヒトラー/ 第10章 神のごとき才能―ヒトラーの戦争と映画スター

【著者紹介】
ビル・ニーヴン : 英国ノッティンガム・トレント大学のドイツ現代史の教授。ナチズム、ヒトラー、第三帝国の記憶、東ドイツの歴史と記憶、現代ドイツ、20世紀ドイツの映画と文学、20、21世紀における回想と追悼を研究領域としている

若林美佐知 : ウィーン大学博士課程哲学・自然科学部史学専攻修了、哲学博士(Doktorin der Philosophie)。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻博士課程修了、博士(人文科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    ヒトラーと美術、建築、音楽との関係を論じた本は多いが、映画絡みは初見だ。レニの党大会映画に登場するだけと思っていたが、ハリウッド映画好きでナチスのメディア関係総責任者である宣伝相ゲッベルスに指示を出していたとは。反ユダヤ人映画や戦争相手の英国、ソ連批判のプロパガンダ映画を作らせたり、自分が登場するニュース映画のチェックを怠らないなど映像重視姿勢は現代の政治家に通じる。ネットを通じフェイク情報があふれたり過激思想が広まる現代で「映画には世界を変える力がある」とは正に予言であり、政治の恐ろしさを再認識させる。

  • 劇団SF喫茶 週末営業

    〈ナチ関連本2〉面白い。ヒトラーはナチ党幹部を山荘に集め、毎晩のように映画を2〜3時間鑑賞し、検閲した。また映画制作にも深く関与した。激務のなか相当な時間をかけたのは映画が好きというより、ヒトラーにとって映画こそ最も関心のある領域だったのだろう。国民にどの情報を与えるか取捨選択し、特定の情報の中に閉じ込め誘導する。ヒトラーを神のごとき偉大な指導者に見せかけ、他国への侵略を正当化する映画を作る。断種法の成立に向けて「障害者がいかに醜いか」という映画を作り、ユダヤ人憎悪を煽るため『ユダヤ人ジュース』を作る。

  • takao

    ふむ

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