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生まれながらの犠牲者 創元推理文庫

ヒラリー・ウォー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488152093
ISBN 10 : 4488152090
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが失踪した。前の晩、彼女は生まれて初めてのダンスパーティに出掛けていた。だがパートナーの少年や学校関係者を調べても有力な手がかりはつかめない。警察署長フェローズの指揮による地道な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラスト―。本格推理の妙味溢れる警察小説の名手である巨匠の傑作を新訳で贈る!

【著者紹介】
ヒラリー・ウォー : 1920年アメリカ生まれ。1952年に刊行した『失踪当時の服装は』で注目されて以降、地方都市を舞台にした警察小説を発表。1989年にMWAから生涯功労賞を贈られる。2008年没

法村里絵 : 1957年、東京都に生まれる。女子美術短期大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 紅はこべ

    少女失踪という一事件の捜査をフェローズ署長の視点から淡々と丹念に描写するウォー節は変わらず。この小説の圧巻は、最後の方のある人物の長広舌。タイトルの意味が胸に落ちる。この小説が発表された60年代の米国にとって、貧しい家庭、シングルマザーの家庭の女の子の人生は付き合う男によって決まるというのが、一般的価値観だったんだろうか。成績も良くて、人気者だったこの被害者なら、将来男と破局しても、ちゃんと立て直せるんじゃないかな。セックスが動機という作品が多いウォーだが、これもある意味そうだが、異質だ。

  • ケイ

    これは酷すぎる。あまりにかわいそう。読まなきゃよかった

  • *maru*

    ヒラリー・ウォー8冊目はお馴染みのフェローズ署長シリーズです。13歳の少女の失踪事件。親のエゴと思春期真っ只中の少年少女たち。近隣住民の親切心や目撃情報の信憑性など、どこをとっても怪しさ満点。さすがヒラリー・ウォー、読ませます。味があってもどかしいレトロな捜査方法やプロセスももちろん大好きだけど、それより何よりこのビターな幕切れにいつも痺れちゃう。解説で大矢氏が述べているように、表裏一体の関係と読み取ることができる『失踪当時の服装は』が初読だった私にとって、本書も忘れ難い作品になるだろう。

  • 星落秋風五丈原

    フェローズ署長シリーズ。快刀乱麻悪を断つ!という展開ではない。本当に警察が普通の捜査をしてあるべき答えにたどり着く。まあ当然あるべき反応がなかった違和感がずっとひきずっていて結局そこに答えはあった。

  • kaoru

    アメリカの地方都市を舞台にフェローズ署長以下、堅実な捜査陣が活躍する端正なミステリ。13歳の美少女バーバラの失踪事件を追うフェローズは、最後に驚くべき真実を知る。一見平和な地方都市のゆがんだ人間関係が生む悲劇は、時代こそ違えど現代日本にもそのまま当てはまりそうで、ウォーの人間観察の鋭さを感じた。ウォーにはほかにも佳作があるようなので読んでみたい。次第に醸成されていく人間心理の不穏さを見事に掬い取った作品で、変に刺激的だったりと読者を煽るミステリが多い昨今、とても新鮮に感じた。

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