パトリック・シャモワゾー

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カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語

パトリック・シャモワゾー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784314010672
ISBN 10 : 4314010673
Format
Books
Release Date
December/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

カリブ海の小さな島で死の床に就く男。第2次大戦後に世界各地の独立戦争に参加した、かつての島の英雄が身ぶりで語るその生涯を著者が書き取っていく…。ゴンクール賞受賞作家が紡ぎ出す、深い響きをたたえた物語。

【著者紹介】
パトリック・シャモワゾー : 1953年マルチニック島の首都フォール=ド=フランスに生まれる。1992年に三作目の長編小説『テキサコ』がゴンクール賞を受賞したことから、一躍、カリブ海の仏語表現文学の旗手として、国際的に名の知られる作家となった。ほぼ前後して頭角を現したラファエル・コンフィアンとともに、「クレオール性」を中核とした新しいカリブ海文学の担い手として、精力的な創作活動を続けている

塚本昌則 : 1959年、秋田県生まれ。東京大学大学院博士課程中退。パリ第12大学文学博士。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。フランス近代文学専攻。『コーヒーの水』で第17回渋沢クローデル賞ルイ・ヴィトンジャパン特別賞、第8回日仏翻訳文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • やいっち

    こんな小説(翻訳)が14年前に出ていたとは! マルケス「百年の孤独」以来の衝撃。文学事情に疎すぎた。感想は…書けたら週末に。

  • ミツツ

    3分の1ほど、300頁くらい読んでやっとお話しの雰囲気がつかめてきました。産まれた時点ですでに女悪魔に狙われた男が老年になり死を目前にして人生を振り返る。そこには崇高すぎて私には表現する言葉がみつからない彼の庇護者、戦争、抑圧され支配される者、性差を越えた存在、めくるめく性愛などギラギラとした若年時代から穏やかな老年時代へ。辞典のような厚みと重みはまさしくバルタザール・ボデュール=ジュール氏の生涯そのものでした。

  • メセニ

    カリブ海の小島で一人の男が最期を迎えつつある。言葉の記録人シャモワゾーは翻訳する。その偉大なる独立主義者である一人の老人の断末魔の身振りを。それらが物語るものは過去の亡霊たちの、あるいは我々に宿る集団的記憶の幻視的な証言であり、埋もれた記憶の暗さとじめじめしながら同時に乾いた沈黙の言葉でもある。世界各地の植民地主義と、マジックリアリズム的手法の中で幾度となく表れる女悪魔、その支配の中で老人は如何に闘い”戦士”として成長していったか。老人の幼い頃の庇護者であり不思議な力を持つ治癒人。男にして女の教育者兼→

  • やいっち

    960頁の大部の本を読み通すには、30日近くは確実に要すると思っていたのだが、読み進めるうちに文体にも慣れて…それでも三週間弱で登攀に成功した。  本書もだが、そもそもパトリック・シャモワゾーなる作家のことも全く未知の人物で、書店で本書のあまりの浩瀚さに圧倒され、手にするのも躊躇われた。重さ厚さを実感しつつ手にし、パラパラと。読み応えありそう、でも、高価さもあって躊躇。最後はゴンクール賞受賞作という勲章に失敗はなかろうと敢えて買った。

  • 榊原 香織

    これはすごい。ボリュームも・・

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