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あこがれの図書館

パトリシア・ポラッコ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784378015323
ISBN 10 : 4378015323
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

農村から町へひっこしてきたパトリシアは、学校の帰り道、お城のようにりっぱな建物に目をうばわれます。

あのすてきなお城に行ってみたい!

そこは、だれでもはいれる町の図書館でした。

字を読むのが苦手だったパトリシアは、きれいな絵でいっぱいの画集をみつけます。
毎日のように図書館へかよい、むちゅうで本をながめるパトリシアに、図書館員のクリービーさんは、いいました。
「いよいよあなたに、図書館のとくべつな本を見せるときがきたわ」
  
将来の道をひらいてくれたクリービーさんと、1さつの美しい本。
あこがれの図書館は、パトリシアに一生わすれられない出あいをくれました。

【著者紹介】
パトリシア・ポラッコ : アメリカの絵本作家。1944年ミシガン州に生まれ、3歳のとき両親が離婚したため母方のユダヤ系ロシア人の祖父母の農場で暮らす。また夏休みにはアイルランド系の父方の祖父母とも過ごしたため、2つの異なる文化の影響を受けた。学校では字を読むことに困難があり苦労したが、後に原因はディスレクシアだとわかり、必要な教育を受けることができた。大学で美術を専攻し、子育て後の40代になってから絵本をつくりはじめ、以後115冊以上の作品を出版。祖父母との思い出や、学校時代の自分の体験をもとにした作品が多い

福本友美子 : 慶應義塾大学文学部図書館・情報学科卒業。公共図書館勤務の後、児童書の翻訳、研究をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    おじいちゃんの農場で暮らしていたパトリシア。一緒にトラクターに乗って小麦畑へ。所々丸いものが幾つも見えます。それは鳥の巣を守るために刈り取らずに残したところ。優しいおじいちゃんとの生活から、街中へ移住。そこには御殿のような図書館がありました。まだ小学1年生でしたが、司書のクリービーさんは、パトリシアの鳥と絵画への深い愛を見抜き、図書館の大切な本を保管している特別な部屋に招き入れて、縦1メートルもある!オーデュポンの画集『アメリカの鳥類』を見せてくれました。一人の図書館員との出会いが、作者の将来を保証とは!

  • けんとまん1007

    1冊の本との出会い。一人の人物(司書・先生)といの出会い。それが、こんなふうに一人の作家の誕生につながることもある。何も特別な人達ではないのかもしれない。そんな人たちは、市井にたくさんいてくれると思っている。そこを繋ぐこと、そんば場を作ることが大切だと思うし、少しは、できているかな。

  • たまきら

    この人の絵本はどれも好きですが、今回は彼女がなぜ文字が読めないか、に気づくもっと前のお話です。お話自体も彼女らしい優しさと感謝の気持ちに満ちた内容で素敵ですが、後書きでディスレクシア(読字障害)、ディスノミア(名詞想起困難症)、ディスグラフィア(書字表出障害)とそれぞれ違った識字障害があることが学べてよかったです。著者はこの3つに付随して感覚統合障害があったとのこと。戸惑うことも多かっただろうな…。

  • chiaki

    ディスレクシア(読字障害)、ディスノミア(名詞想起困難症)、ディスグラフィア(書字表出障害)、感覚統合障害で、幼い頃から字を読むのを苦手としていたが、人一倍野鳥の知識に優れ、絵を描くことを得意とするパトリシア。引っ越し先の図書館員との出逢い、そしてオーデュボンの貴重書『アメリカの鳥類』との出逢いが、パトリシアの将来の道を決定づける。押し付けや自己満足ではなく、本を通して誰かの道をそっと照らすことのできる図書館員の背中を私も追いたいと感じました。「いよいよあなたに、図書館のとくべつな本を見せるときがきたわ」

  • ヒラP@ehon.gohon

    パトリシア・ポラッコの自伝的絵本です。 ディスクレシア(読字障害)だったことを公にしたポラッコさんの生い立ちを描いた自伝的絵本は何冊もありますが、どれも心に響いてきます。 ポラッコさんは、出会った様々な人から学んで、愛される絵本作家になったのですね。 私が永年勤めてきた図書館との共通項ができて、嬉しいです。 昔懐かしい図書館スタイルに、自分の思い出を重ね合わせました。

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