パトリシア・ウィルトシャー

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イギリス花粉学者の科学捜査ファイル 自然が明かす犯罪の真相

パトリシア・ウィルトシャー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784826902427
ISBN 10 : 4826902425
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 森口ミヤ

    こんな講義大好き。植物学や考古学が警察の捜査に役立つということを初めて知りました。シャーロックホームズの演繹が物足りないと常々思っていましたがこの1冊で大満足。人を殺した後に逃げる方法を考えましたが、自分と死体の両方を全身脱毛(頭も丸坊主)して服と靴は焼き捨てて車は外も中も洗浄して捨てて現場は焼いて表面20cmの土も捨てて鼻うがい(死体の鼻も)、それでも逮捕。花粉強すぎぃ。馬が牧草を食べた後のウンチが乾いて風に飛ぶ牧草の花粉スゴすぎる。地球すごい。途中の思い出話しも授業の脱線みたいで良かった。

  • ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね

    今の世の中、証拠を残さずに何かを行うことはほとんど不可能なのだなと教えてくれた。花粉!よほど接近して触りでもしない限りつくことのない花粉に、何百年もそのまま残り続ける花粉、(当たり前だけど)限られた季節にしか飛ばない花粉。立件に使うには持ってこいの要素なのだな。そして、アルバニアの犯罪者が「イギリスではイヌを散歩する人がどこにでも出没することを計算に入れていなかった」というのにクスリ。

  • kamekichi29

    アメリカのドラマ、「BONES」の花粉版を見ているよう。事件の解明のために行った調査や、調査に関わるようになるまでやなってからの著者の自叙伝的なこともあります。

  • subabai

    新しいサイエンスの分野に出会えた作品。 著者は花粉学者として、さらに植物、菌類、昆虫など花粉に関わるものにも非常に詳しく、正義感の強い女性であることが感じ取れた。 科学捜査に花粉が使用され、非常に小さいからこそ痕跡として残る重要な証拠になり、地球上似た花粉分布を示す場所はほとんどないことが強い根拠になることを知った。 幼い頃から自然に触れられる環境と好奇心の強さが、彼女を立派な大人にしてくれたのだろう。便利すぎる社会よりも自分で楽しみを探す環境を子どもに提供したいと強く思わせてくれた。

  • ももも

    花粉をはじめとする植物や細菌の付着や移動から、犯罪の真相を追っていく、興味深い取り組みが、女性植物学者の視点から語られる。伝記的な部分も多く、ウェールズを中心とするイギリスの人々の暮らしが垣間見えるのも面白かった。 なかなか類を見ないノンフィクションで、かつ未知の世界に学問的にも文化的にも遭遇できる、貴重な1冊である。

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