パスカル=アンリ・ケレール

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うつ病 回復に向けた対話 文庫クセジュ

パスカル=アンリ・ケレール

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560510131
ISBN 10 : 456051013X
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

本書はメランコリーやアケディアといった古典的概念から近代社会へ、そして現代精神医学のバイブルとなった米国DSMマニュアルへと向かう変遷について概説。フランスのみならず、英米圏での最近の知見や議論についても紹介し、この「世紀の災厄mal du si`ecle」について、経験豊富な心理臨床家の立場から考察。現代人が抱えるこの苦悩の、その先の治癒や回復を目指すための手がかりとは。

目次 : 第1章 メランコリーからうつ病へ(抑うつの不変の苦痛/ メランコリーと診断/ うつ病診断のパラドックス/ うつ病の評価尺度)/ 第2章 うつ病を説明する(原初の身体論的説明/ 現代の身体論的説明/ うつ病の文化的形象/ 現在の科学的モデル)/ 第3章 うつ病とその治療的展望(身体的治療/ 心理的アプローチ/ うつ病からの回復)/ 第4章 精神分析モデル(うつ病のメタ心理学/ 抑うつの原因/ うつ病患者(主体)の倫理)/ 第5章 うつ病の未来、うつ病者の将来(うつ病とその未来/ うつ病者とその将来/ うつ病をめぐる論議)

【著者紹介】
パスカル=アンリ・ケレール : 臨床心理士、パリ精神分析協会(SPP)に所属する精神分析家。1994年に心理学博士号を取得。2002年には、ローラン・ゴリ、ピエール・フェディダらの推挙により研究指導資格を取得。2005年からポワチエ大学臨床精神病理学科の教授に任命、現在名誉教授。フランス南西部都市ボルドーやポワチエを中心に、臨床実践のみならず教育や啓発活動を続けている

阿部又一郎 : 1999年、千葉大学医学部卒業、精神科医。2008年、フランス政府給費生として渡仏して臨床研修。2011年、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科博士課程修了(医学博士)。現在、伊敷病院勤務、東京医科歯科大学、東洋大学非常勤講師

渡邊拓也 : 2012年、フランス国立社会科学高等研究院修了(Ph.D)。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了(文学博士)。専門領域は社会病理学、社会史、地域社会学。現在、大谷大学文学部准教授

井原祐子 : 2013年、慶應義塾大学総合政策学部卒業。2014年、パリ西大学ナンテール・ラ・デファンス校人文社会科学部卒業。聖アントワーヌ病院精神科にて臨床研修。現在、東京大学大学院教育学研究科臨床心理学コース修士課程在籍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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