パスカル・エングマン

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黒い錠剤 スウェーデン国家警察ファイル ハヤカワ・ミステリ

パスカル・エングマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150019976
ISBN 10 : 4150019975
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ストックホルムで女性の惨殺死体が発見された。容疑者である服役中の交際相手カリムは、事件当夜、仮釈放の身だった。彼の靴から被害者の血液が検出され、警察上層部はカリムの犯行と断定する。だが警部のヴァネッサだけは、狡猾なカリムが血のついた靴のまま刑務所に戻ったことに疑問を抱く。やがてカリムの起訴が間近となった頃、「彼は殺していない」と訴える女性が現れ、事件は単純な怨恨殺人とは全く違う様相を見せはじめ…。全世界のミステリファンを熱狂させた『ミレニアム』の系譜を継ぐ警察小説登場。

【著者紹介】
パスカル・エングマン : 1986年生まれ。作家、ジャーナリスト。スウェーデンの全国版夕刊紙の記者を経て、2017年にPatrioternaで作家デビュー

清水由貴子 : 上智大学外国語学部卒。英語・イタリア語翻訳家

下倉亮一 : スウェーデン語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちょろこ

    スウェーデン警察ミステリの一冊。北欧のミステリって暴力的で血生臭いイメージ。こちらの作品ももちろん。特に女性にとってはなんとも言えない気持ちになる。でも、事件は間違いなく面白い。発見された女性の惨殺死体。動かぬ証拠から犯人は女性の交際相手と断定されたけれど、決定的なアリバイがあって…と心くすぐるストーリー展開。一つの事件を軸にさまざまな登場人物、人間模様がどんどん積み重ねられていくけれど展開の巧みさも相まってどんどん惹き込まれた。真相に向けての気持ちは加速状態。主軸の二人が最後まで魅力的なのも良かった。

  • yukaring

    これは強烈な読み心地のスウェーデン・ミステリ。複数の事件が並走して登場人物も多いため最初は心配したが、犯罪描写や心理描写がとてもリアルで凄く引き込まれる1冊。短めの章立てと読みやすい訳も良い。ストックホルムで発見された女性の惨殺死体、有名なテレビ司会者が愛人を殺したとして捕まる事件などレイプやDVなどで虐げられる女性を主題とした事件は読んでいて心が痛くなるが、事件解決に奔走するのも女性警部なのには勇気をもらえる。そして全ての事件が繋がりを見せ、絡まった糸がほどけていくような真相解明は本当に気持ちよかった。

  • ナミのママ

    なかなか強烈な最後だった。スウェーデン〈ヴァネッサ・フランク警部〉シリーズの2作目が初邦訳。国家警察の女性刑事ヴァネッサがコンビを組むのは元軍人のニコラス。この2人の関係と活躍がおみごと。事件は殺人、DV、路上生活、そしてインセル(恋愛やセックス経験が乏しい男性達)。スウェーデンの現在はこんななのか?と驚く。短い章の複数のストーリーが1つになり爆発する展開を楽しんだ。本国では5冊刊行とのこと、シリーズ他の作品も読んでみたい。

  • Kurara

    ☆挫折 読みやすいけど性被害とかはムリ。

  • ケイジ

    スウェーデンの人気警察物。今回翻訳されたのは2作目という事で最初は人物関係が掴みづらいですが徐々にノンストップサスペンスに。意外とゴリゴリのアクションもあり良作でした。

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